Peony 2

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ym side




大貴｢よし！車椅子から自力で立ち上がってみよっか｣



屈伸ができたら次は立ち上がれるようにする





平行棒の前まで車椅子を運んでもらい棒に手をかける







涼介｢できるかな、、｣




大貴｢ほら、とりあえずやってみよっか。できなくても大丈夫｣





大ちゃんに催促されるがまま立ち上がろうとする







しかし、






涼介｢…立てない｣




どうして？屈伸はできたのに






大貴｢んーじゃあ俺の肩掴んで？｣



大ちゃんの肩を握る






大貴｢ゆっくりでいいからね。せーの、｣





大ちゃんが介助してくれたおかげで、たどたどしいがなんとか立ち上がることができた







涼介｢で、できたぁ｣




大貴｢よくできたな！頑張ったな｣






大ちゃんは褒めるのが上手だ。褒められると頑張ろうって思えるんだ





涼介｢俺順調に進んでる？｣



大貴｢ん、順調だよ｣




このままいけば一人で歩ける日が近いかも…？






涼介｢楽しみだなあ｣



歩けるようになったらやりたいことが沢山あるんだ








慧｢やっほー！がんばってるー？｣




涼介｢伊野尾ちゃん！？なんでここに？？｣




慧｢なんでって俺お前の主治医だよ？様子見に来るの当たり前じゃん｣




伊野尾ちゃんがリハビリ室に来たのは初めての時以来だった






大貴｢伊野ちゃんリハビリ室に顔出すの珍しいな｣



慧｢そお？俺あんまここ来たくないのよねーなんかかたっくるしいから｣









いや、病室とか検査室の方がかたっくるしいじゃんと思ったけど口に出すのはやめた







慧｢山田ー？検査もうすぐ始めるから病室戻ろうね｣








あれ、？伊野尾ちゃんは一緒に戻らないのかな？




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