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yt side
今日俺は久々にヤマの病室へと向かっていた
今は平日は学校があったり、放課後は家の手伝いをされたりと忙しくて行く暇がなかったのだ
裕翔「元気してるかなぁ」
夏休みは毎日のように押しかけて入り浸っていたのが遠い昔のように感じる
裕翔「ヤーマー?」
病室を覗いてみるとそこには布団を頭まですっぽりと被った塊、いや、ヤマが眠っていた
それと、
慧「あ、中島くんだぁ、、。やっほぉ〜」
裕翔「…なんか元気なくないっすか」
いつもゆるゆるで俺に話しかけてくる伊野尾先生とは打って変わってお疲れの様子
裕翔「どうしたんですか?」
慧「それがね〜」
**************
in side
涼介「っ、、や、ゃだぁ、、!!!!!」
慧「ちょ、山田!落ち着いて」
数分前、ナースコールに呼ばれた俺が急いで山田の病室へ駆けつけると
そこには涙目になってじたばた暴れる山田の姿
光「寝てるうちに点滴入れようと思ってたら山田起きちゃって…」
山田はあの日の一件以来先端恐怖症となってしまい、針を入れる時はいつも寝ている時に行っていた
涼介「ぃや、なの、いのちゃ、こわいよぉ…」
わんわん泣きわめく山田に手を焼く俺達
普段俺に対して強く当たってるくせにこういう不安な時は急に甘えんぼモードになる
光「どーする?」
慧「んー俺が何とかするから光は戻ってていいよ」
ひとまず光を戻らせてからこっからが正念場…!
さぁ!かかってこい!山田!!
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しゅーた(プロフ) - 前作から拝読させていただいています! いつも一生懸命頑張る山田くんをついつい心の中の裕翔くん目線で応援しちゃいます…! これからも楽しみに待ってます!! (2021年5月17日 9時) (レス) id: 64eba0c041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぐれ | 作成日時:2021年5月12日 18時