今日:2 hit、昨日:19 hit、合計:21,761 hit
小|中|大
・ ページ6
.
まだ夜も明けぬ薄暗い空の元、俺は出る支度をする
ごめんね。騙すようなことをして
君の父親との約束なんだ。最後一日だけ自由時間を貰う代わりに、ヤマをここに閉じ込めること
昨日持ってきたばかりの大荷物は全てカモフラージュ
…もう戻れない
1枚の切符を握りしめ部屋を後にする前に、最後に
「ヤマ。俺は忘れないから。君のことを、この夏を、この日を」
「だから......元気になってね、」
______________
どうして?裕翔どこに行ってしまったの?
君の温もりが、優しさがどこにもない
全てを悟る。初めから裕翔はこのつもりだったんだ
あの優しい笑顔を向ける瞬間もこの計画を心に秘めて
『ふぇっ、ゆ、うと。どこにいるの、?あいたいよ』
『おれもつれてってよ、』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
65人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しぐれ | 作成日時:2021年4月17日 19時