#89:う?え? ページ7
「し、隼さん!私、どこも悪くな」
隼「…嘘だね」
「嘘なんかついてませ」
隼「…泣きそうな顔してたよ?………ごめんね、僕の言葉の意味に、気が付いてしまったんだよね?」
「………」
隼「A」
「…はい。いくら敵意がないって言っても、味方とは限らないんですよね…むしろ、中間の立場から、一気に敵に落ちるかもしれない」
隼「…そうだね、その通りだ。僕らは、少しギリギリの、危うい立場にあるから」
「相手がどう来るかなんて、分からないから」
隼「そう、でもね?A?…僕らが居るからね?…僕が、いるから」
「隼さん…?」
隼「どうしようもなく困ったり、不安になったら…僕の名前を呼んで欲しいな?…すぐに駆けつけるから」
「…隼さん、本当にすぐに来そうですね」
隼「当たり前だよ?…僕はプロセラのリーダーでもあるけど、白き魔王様だからね!」
自信満々に言う人初めて見た。でも、そっか。頼っていいんだ。…隼さんと、ううん。隼さん達と、“あの人”は、違うんだ。
?「あれ?A?…と、霜月先輩?」
「あ」
隼「やぁ、真緒、ごきげんよう?」
真緒「あはは、こんにちわ…放送お疲れ様です。格好よかったです」
「ありがとうございます…あれ?真緒先輩、あんず先輩と一緒に居ました?」
真緒「…おう?居たけど…どうした?」
「あんず先輩の匂いがしたから」
真緒「犬かよ!」
隼「あはは、妬けるなぁ…」
「燃えちゃうんですか?」
隼「ん〜?そっちじゃなくて、嫉妬でどうにかなっちゃいそう…ってことかなぁ?」
「!?」
真緒「し、霜月先輩!Aがキャパオーバー起こしますから!」
「う?え?し、嫉妬?なんで?」
隼「あらら」
真緒「な、A?戻ってこーい?」
あ、頭の中でさっきの隼さんの言葉が、意味が、ぐるぐると回って、頭の中に、記憶に焼き付きそうになる。
真緒先輩の声も、遠くから聞こえてるような感覚になる。あれ?なんで、こうなったんだっけ?
隼「お・ひ・め・さ・ま♪そろそろ戻ってこないと、授業に遅刻してしまうよ?」
「あ!ヤバい!次移動なのに!」
真緒「やっと戻ってきた…」
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鳴にゃん(プロフ) - 続きが早く読みたいです! (2018年6月13日 2時) (レス) id: 2cd54a0d30 (このIDを非表示/違反報告)
Hikaひかり(プロフ) - 凉音さん» ありがとうございます!早速読ませていただきます! (2018年1月13日 15時) (レス) id: 16a9728f09 (このIDを非表示/違反報告)
凉音(プロフ) - Hikaひかりさん» コメント返信、遅くなってすみません。修正&話を更新しましたので、よろしければ、閲覧お願いします。応援ありがとうございます!亀更新なので、なるべく早く更新できるように頑張ります。 (2018年1月13日 15時) (レス) id: 7525bbf1f2 (このIDを非表示/違反報告)
Hikaひかり(プロフ) - この話大好きです!所々名前が固定になってる気がします。直していただけると嬉しいです!更新頑張ってください!応援してます! (2017年11月21日 22時) (レス) id: 16a9728f09 (このIDを非表示/違反報告)
凉音(プロフ) - りょうさん» コメントありがとうございます。中々本編を更新できず申し訳ないのですが、しばらくお待ちください! (2017年7月3日 17時) (レス) id: 795dd6ee65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凉音 | 作成日時:2016年10月2日 23時