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結論から言うと、その願いは叶った。いや、無理矢理叶わせたのだ。



「ただいま、A」

「…」


また無視か。明らかに聞こえてるはずだが返事はこない。


ガチャっと音を立てて、扉を開ける。そこには足を鎖で繋がれたAがいた。

俺のことだけを見てほしかった。だから彼女を俺の部屋に閉じ込めた。そうすれば俺だけを見てくれると思ったから。


「今日もいい子にしてた?」

「…いつまでこんなことするつもりなの?」


俺の問いには答えずにAは俺の方を向かないまま壁を見つめていた。


その瞳には俺の望みどうり、俺以外を映さなくなった。当然だ、アイツから全て奪ったのだから。


「…いつまでも」

「ふざけないで」

「ふざけてなんかねぇよ」


そう言うと彼女の方へずんずんと足を進めて頬を掴んで無理矢理俺の方へ向けさせた。


彼女の目にはあの時のような輝きはどこにも無かった。ただ俺に対する敵意と、どこか諦めたような感情が含んでいるように見えた。



(まって、違う、違うんだ)


こんな目で見てほしかったわけじゃ、ない。


ただ俺だけを見てほしかったんだ。あのキラキラと眩しい光を灯した目で。


こんな目をさせたかったわけじゃない。


なんて我儘なのだろう、こんな風にさせたのは他でもない俺なのに。


それなのにどうしてこんなにも虚しい気持ちになるんだ。

どうしてあの時のことを懐かしく感じてしまうんだ。




『なるせはなるせだよ。私はなるせが好きだから一緒にいるの』




あの時みたく、笑ってほしい



「…なるせ?」

「…なに?」

「なんで、泣いてるの?」

「え?」


Aの頬に触れていた手を離して、ゆっくりと自分の頬に触れた。何かに濡れた感触があった。


「何で泣いてるの、おれ」

「知らないよ、そんなの」


その時、さらに温かい感触が俺の頬に触れた。

Aが俺の涙を拭ったのだ。


「何やってるの、お前」

「…私も分からない」


ほんと何やってるんだろうね、といいながらも俺から手を離さない。


この温もりは覚えがある。温かい、大好きな温もりーー



「えっちょ、なるせ、」

「…好き」

「え?」

「好き、好きなんだ、Aのことが。ごめん、こんな風にしかできなくて、ほんとごめん」


いつの間にか俺はAを自分の腕の中に入れていた。そして自分の想いは留まることを知らずに溢れ出す。



「…ほんと、だよ」



この時Aがどんな表情をしていたか、俺は分からない。

一度の過ちと100回の後悔/志麻→←間違いだらけの恋/nqrse



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可愛い後輩ちゃん - なるちゃんの口調そっくりすぎるwwwww🍥🍥 (2022年3月27日 13時) (レス) id: 28b1a8c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
りゅー - まふまふさんの監禁系お願いします! (2022年2月13日 11時) (レス) @page25 id: 67f46d50a0 (このIDを非表示/違反報告)
月花月 - リクエストです、坂田さんの閉じ込める系お願いします (2020年7月6日 21時) (レス) id: fc0fb56c2a (このIDを非表示/違反報告)
蒼空@リス(プロフ) - いきなりですがリクエスト失礼します、志麻さんで服従系ヤンデレをお願いします!! (2019年7月28日 6時) (レス) id: 9910aa95ba (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - きゃらめるさん» 承りました!!元々、まふまふさん視点は考えてはいたのですが、都合上、本編に載せることが出来なかったので、載せる機会を与えてくださりありがとうございます…!!のろのろ更新ですが、精一杯頑張りますので、宜しければまた見て下さると嬉しいです〜!! (2019年2月14日 0時) (レス) id: 54c8766224 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作者ホームページ:***  
作成日時:2018年9月29日 23時

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