アクアフィリア*赤葦京治 ページ17
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『プール掃除、疲れたね。』
「そうですね…、思ったより時間も掛かりましたし。」
男子バレー部はプール掃除と水張りを何故か頼まれていた。
二時間ほど汚濁したプールと格闘し、今はきらきらと太陽の光を映す水面に足だけを浸からせている。
水と、先輩。
俺にとっては最高の組み合わせだった。
『私さ、昔から水泳の授業苦手だったんだよね。』
「そうなんですか?先輩、何でも出来そうに見えます。」
『…赤葦は優しいね。』
足を動かしながら、先輩は笑顔を浮かべ髪を揺らした。
プール特有の塩素の匂いと、先輩の香りが混ざりあった。
その二つが、俺を刺激した。
「先輩、あの。」
『んー?』
「俺と、水に浸かりませんか?」
先輩が、噴き出した。
…変態的過ぎたかな。
目尻の涙を拭って、先輩はまた笑顔を浮かべた。
『泳げないけど、赤葦が良いなら喜んで。』
「ありがとうございます。」
俺は、先輩の手を引いてプールへと入水した。
"水球やってみたいね"と目を輝かせる先輩の姿が、頭から離れなかった。
*
(水面に俺が)
(水底に貴女が)
▼菜の花ショート様リクエスト
⏩溺水性愛
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一旦リクエスト停止させていただきます。
ハイキュー二期やばいですねうふふ。
オートアサシノフィリア*二口堅治→←アムロフィリア*夜久衛輔
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作者名:ばたこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shigure1011
作成日時:2015年4月12日 13時