善は急げ ページ41
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そして迎えた翌日。
気持ちが焦ってだいぶ早めに着いてしまった俺たちは、コーヒーをチビチビ飲みながら佐久間さんを待っていた。
しかし、そもそも俺の話自体半信半疑だった翔太は、待っている間次第に不安になったらしく、「本当に大丈夫なの？」なんて言って微妙に機嫌を損ね始める。
その姿に何故か俺まで自信をなくし、ハラハラしながら待つこと十数分。
結局佐久間さんが到着したのは遅刻スレスレ…いや、ギリギリアウトかというタイミングだった。
sk「ごめんごめん、待った？」
「待った」
sk「うわー申し訳ない」
「いや、大丈夫っすよ」
プリプリする翔太を宥めつつ、佐久間さんに向かいの席に座ってもらう。
その手元ではオレンジジュースの鮮やかな色が揺れていて、イメージそのまんまだな、なんて心の中で苦笑する。
nb「来ないかと思ったんだから。でも本物だ…」
sk「はは、何だよそれー！」
nb「だって何か信じられなくて」
sk「そうだよねー、俺も宮舘さんを見かけた時めちゃくちゃ驚いたもん」
そこから、世間話を挟みつつ、佐久間さんの計画についても話を進めていく。
改めて喋ってみると、佐久間さんはすごく面白い人で、翔太も俺も腹を抱えて笑ってしまう。
そういえば、翔太のこんな笑い声を聞いたのも久々だな…
そんなところからも、「この人ならきっと安心して翔太を任せられる」という思いが強くなっていく。
sk「ってことでとりあえず、今から俺んち来てみる？何となくイメージわくと思うし。そのために部屋も片付けたんだから」
佐久間さんがそう申し出てくれたので、俺たちは早速お言葉に甘えて伺うことにした。
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わかめ(プロフ) - chacoさん» コメントありがとうございます。そこまで言って頂けるとは…今心臓がものすごくバクバク鳴ってます！笑 引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです。 (2020年6月10日 20時) (
レス) id: ebf6dbcbb7 (このIDを非表示/違反報告)
chaco(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。本当にこのお話が面白くて、書籍化して手元に置いておきたいくらい大好きです。毎日更新楽しみにしてます。これからも頑張ってください！ (2020年6月9日 22時) (レス) id: c6e12b87e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2020年6月3日 0時
