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kj side
ふと携帯を開くと、SNSに届いていたメッセージ。
このタイミングでこの名前ということは、恐らくあの阿部さんで間違いないだろう。
ひとまず、こちらの状況や春から通う大学のことなどを返信する。
すると、すぐに再び通知が来た。
「こっちは目黒さんと再会して飯食ってる。まさかのご近所さんだった」
なんと、知らない間に既にそんなことになっているとは…
「これから他のみんなのことも探すから、また色々相談させて。ちなみに今って電話とかできる？」
続けて送られてきたメッセージに肯定の返事をして僅かの間の後、今度は電話がなった。
「もしもし？」
mg「あ、どうも、目黒です」
「おお、ホンマに2人一緒におるんや」
mg「そう。それで、次は深澤さんを探そうとしてるところ」
「へぇ。ごめんな、俺大した協力も出来へんで」
mg「まあ遠いもんね、しゃーないよ。でも、何かつかんだら…いや、別に何もなくても連絡してね。俺、向井さんには感謝してるから…
今かけてるの俺の携帯だから、番号登録しといてもらえたら」
目黒さんの声は、ついこの前まで聞いていたはずなのに、酷く久しぶりな感じがして不思議だった。
でも、紫耀にあんな風に言われた後だけに、同じミッションを抱える「仲間」の声を聞けて安心する部分もあった。
そして、目黒さんはこの世界でも相変わらずのイケメンぶりを発揮しているということもわかった。
俺はそれに嬉しさと少しの照れを感じながら電話を切った。
しかし、それからしばらくはそれぞれの生活に忙しく、お互いに連絡を取り合うこともなかった。
一応、俺も何か協力したいと思って、とりあえず皆の名前でネット検索をしてみたりしたものの、特に成果はなし。
そんなこんなで気がつけば1週間ほどが経っていた。
(やっぱり難しいのかな…)
そう思っていた矢先、阿部さんから再び連絡があった。
ついに、深澤さんの居場所が分かったと言うのだ。
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わかめ(プロフ) - chacoさん» コメントありがとうございます。そこまで言って頂けるとは…今心臓がものすごくバクバク鳴ってます！笑 引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです。 (2020年6月10日 20時) (
レス) id: ebf6dbcbb7 (このIDを非表示/違反報告)
chaco(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。本当にこのお話が面白くて、書籍化して手元に置いておきたいくらい大好きです。毎日更新楽しみにしてます。これからも頑張ってください！ (2020年6月9日 22時) (レス) id: c6e12b87e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2020年6月3日 0時
