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nb side
dt「あの、俺も、」
「あっ！えっと、ここちょっと寒くないですか？」
ab「…？そうでもないと思うけど…よかったら、上着貸しましょうか」
dt「…あの！」
nb「てか皆そろそろ疲れただろうし、ちょっと休憩しません？」
fk「渡辺さん、さっきからどうしたんですか？」
nb「いや、別に…」
iw「宮舘さんを気にされてるんですよね。ごまかすの下手すぎません？」
…流石警察官の岩本さん、ご名答だ。
さっきから涼太が何か言い出そうとしているのはわかっていた。きっと俺たちの繋がりをばらす気でいるのだろう。
さっきここに来た理由を聞かれた時も、わからないからって俺に助けを求めようとしていたし。
でも、今俺たちの関係がバレてしまったら、みんなはきっと涼太の過去を探して俺を問い詰める。そして、涼太のことも、俺のこともみんなに知られてしまうだろう。
もしそうなったら、俺もさることながら、涼太もきっとみんなに責められる。さっきの阿部さんや佐久間さんみたいに…
そうやってお前が辛い思いをするところ、俺は見たくないんだ。
それに、お前がいなくなってからのことも、俺は出来れば語りたくない。
だから、何とかして話を逸らしたかった。
しかし、生憎そこまでの頭脳も演技力もない俺の企みはすぐに見破られてしまったというわけだ。
dt「ねえ、別に隠すことないんじゃないの？」
「お前は良くても俺がダメなの」
dt「俺は何て言われてもいい。翔太を苦しめた罰は甘んじて受ける」
全く、お前はまたすぐそういうことを言う。
お前だって、辛かったくせに…
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作者名：わかめ
| 作成日時：2020年5月10日 14時
