自分でも初めて知ったんだもん ページ32
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「Aちゃんじゃないと、ダメなの」
『……んーっっ』
「はっ？」
本当に暖かい言葉ばかりくれるな。
そう思ったときには自然に涙が溢れてきて、止まらなかった。
「まって、俺なんかやらかした？」
『…やらかした！』
「ちょ、笑 えっ怒ってんの？すげぇ可愛いけど」
『可愛くない！』
「ふはっ、なぁに、なんで怒ってんの」
『…だってじゅったんくんのこと、こんなに好きにさせた！』
「…」
あぁ、なにこれ。
めちゃくちゃ泣いてめちゃくちゃ怒りながら好きって伝える女子高生いる？
…私ぐらいじゃない？
それでも、こんなに好きになってるなんて今気づいてしまったんだからしょうがない。
『……んー、好きです〜…』
「まって、うん、俺も好き大好き」
『…なんで下向くの、こっち向いて』
「…っ、Aちゃんって両思いになるとこんな可愛いの？いやいつも可愛いんだけど…」
やだ、じゅったんくん、照れてるの？
ねぇ、じゅったんくん、やっぱり君のほう可愛いよ。
「…付き合う」
『え？』
「だから、付き合う」
『…付き合おう、じゃないんだ？』
「だって付き合うでしょ？」
『…うん、つきあう』
「…は、ほんと、かわいい」
そう言ったあと近づいてきたじゅったんくんの顔にびっくりする間もなく、唇にふに、とした感覚。
『……はやい、ちゃらい』
「っは、ごめん。でもずっとしたいと思ってたの我慢してたんだからさ、許して」
『…別にいいけど』
相変わらず照れても顔は赤くならない私だけど、そんな私のことをまるで何もかもわかってますよ〜。
って言うかのように余裕そうな笑みを浮かべたじゅったんくんは、
「……ね、ここ、良い場所になったっしょ」
『…なった』
「んは、素直、かわいい」
そう言いながら私の左手を優しくとった。
数ヶ月後の私へ。
きっと数ヶ月後辛くてしぬほど泣いてますよね、ごめんなさい。
でもね、それでも、じゅったんくんの隣にいたかったの。
なんて思った、高校3年生、8月の公園。
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金平糖(プロフ) - リーさん» ありがとうございます！頑張ります！これからよろしくお願いしますです！！ (2021年5月31日 16時) (
レス) id: 15b222ef21 (このIDを非表示/違反報告)
リー(プロフ) - 更新頑張ってください！続き楽しみにしてます！ (2021年5月31日 12時) (レス) id: 8ee030e35d (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - おすしさん» うわんお待たせしてしまい申し訳ありませんでした(> <)そう言って貰えて私も嬉しさ倍増です…！主人公ちゃんがふわふわなのわかってもらえてて嬉しいですありがとうございます！！ (2021年5月25日 15時) (レス) id: 15b222ef21 (このIDを非表示/違反報告)
おすし(プロフ) - 久しぶりに更新されて嬉しさ倍増です！！ふわふわな主人公ちゃん可愛いです… (2021年5月24日 22時) (レス) id: 7b37edd1c5 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - つきみそばさん» おっ！！これからもどんどん気になるところできっていきます！(笑) (2021年3月24日 14時) (レス) id: 15b222ef21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金平糖
| 作成日時：2021年3月3日 21時
