無鉄砲ボーイ２

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あーーー夏ってあっつい！

ベッドから起き上がれん！

なんて思ってたらLINEが！

これはきっと望や！

桃[今暇なんやろ？]

赤[もちろん暇です！ゴロゴロしてます！]

うっはぁー！

望♪望♪

桃[今お前んちの前にいるんやけど]

…へ？！

赤「えええええーーーーー？！」

母「うるさい！」

また怒られてもうた。

ていうか！

赤「おかんーーー！家の前に望いるらしいんやけど！なぁ！どないしよ！」

母「知らんわ」

赤「え？！今家の前にいるんやで？！あんなかっこいい望が！」

母「もうはよ行ったらええやんか」

って無理矢理押されて勢いで玄関開けたけど…

赤「の、の、望？！」

桃「声でかすぎ」

赤「なんでここに？！」

桃「なんでって、会いたかったから？」

赤「…だはぁ！かっこいい！」

桃「心の声漏れてる。お邪魔するで」

うへへへへ。

望が俺の家に♪



桃「海、遊園地、プール、夏祭り」

赤「へ？」

桃「どれ行きたい」

赤「全部！」

桃「全部は無し。俺も予定あるし」

え…もしかして…他の好きな人とか？！

そんなん嫌やぁ…。

桃「俺はお前だけやから」

なんてかっこいいんや…！

頭撫でてくれるこのキラキラ王子様はどこから現れたんや…！

桃「で、どこ行くか聞いてんねん」

赤「夏祭り！望と絶対行きたい！絶対絶対行くんや！」

桃「わ、分かったから、距離近い」

赤「望大好きーーー！」

桃「うん、暑いから抱きつか…「冷房効いてんで」

望に抱きつけるように冷房ガンガンにしときやした！

楽しみやなぁ！

夏祭りデートなんてどないしよ！

俺心臓大丈夫かなー？！

血液運びすぎて倒れるんやない？！

あああああ！

桃「楽しみしとくわ」

うはぁ…！

望の笑顔は世界を救うで…！

赤「俺も楽しみしとく！望大好き！」

桃「ん。」

このさ！ ん。っていう返事好きやねん！

分かる？！分かるやんな？！

ほんまかっこいい…俺だけの王子様や！

夏祭りまであと少し！

楽しみやなぁ！

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