赤×桃 ページ43
緑「帰るかー!」
桃「え、こいつまだ寝てんの?」
緑「流星ー終わったでー」
ほんまどんだけ寝るん。
俺たちはまだ眠そうな流星を連れて、学校を出た。
緑「今ごろしげなにしてるんやろ?」
桃「分からんけど部屋のもの漁ってたらどないしよ」
青「え?しげ望んちにいんの?」
桃「せやで。朝パジャマ姿で玄関立っててん。」
青「だから望んち向かってるんや。」
あーそっか。
流星寝てたからこの話聞いてなかったんや。
少しずつ俺んちが見えてきたとき、
緑「ん?あれしげやない?」
青「ほんまや」
玄関の前で立ってるパジャマ姿の男の子。
朝見た光景と同じや。
そいつは、俺らに気づくとこっちに走ってきた。
で、そのまま俺のとこに突進。
桃「いった…」
赤「小瀧ーーー!」
緑「のんちゃんすごい勢いやったで…笑大丈夫?」
桃「大丈夫…。」
赤「遅い小瀧遅い!」
桃「ごめんって。部屋で待っとけって言ったやろ」
赤「やって…遅いんやもん!」
桃「だからって…。パジャマ姿で立ってたら誰かに連れてかれるかもしれへんやろ?」
赤「…ごめん」
桃「もうええから。帰るで」
少し拗ねてるしげを慰めるために手を繋いで、家へ向かった。
桃「ただいまー」
家へ入ると、見るからに綺麗になってるのが分かった。
桃「しげがやったん?」
赤「小瀧喜ぶかなって…?」
少し顔を赤くしてそういった。
桃「ありがとう」
俺はしげの頭をなでて、部屋へ入った。
桃「適当に座っとってな」
緑「はーい」
青「なんか手伝おっか?」
桃「ええよええよ。ありがと」
俺は冷蔵庫から飲み物を取り出して、部屋へ戻った。
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作者名:・み・ | 作成日時:2019年5月22日 12時