何万回だって「君が好き」 (ページ48)

今日:14 hit、昨日:21 hit、合計:114,208 hit

赤×桃ページ48

緑「待ってや！なんでもっとはよ言ってくれなかったん…？」

もっと早くってなんやねん。

緑「気持ち忘れるとか…そんなん言わんといてや」

なんで神ちゃんがそんなこと言うん。

緑「絶対忘れたらあかん…」

青「…なんで。」

緑「え…？」

青「なんで忘れたらあかんの。俺のせいで望もしげも傷つくんやで？」

緑「傷つくとか…そんなん分からんやろ」

青「なに言ってんねん。

俺が望のこと好きってしげが知ったらどうなるか考えてや。

望のためにしげはあんな怖い思いして…それなのに俺が二人の関係壊すことになるんやで。

そんなん…友達として最低やで」

友達。望は確かにそう言った。

望からしたら俺はただの友達。

もっと言えばただの幼なじみ。
二人より少しだけ長くいただけ。

だからこそ、この関係を壊したくない。

俺はずっと４人でいたい。

青「俺が忘れたらいい話やねん。

そしたらみんな幸せやろ。

しげも望も神ちゃんも、誰も傷つかんやろ」

緑「…やったら、流星は幸せなん？

これからもずっとのんちゃんとしげを見てて、幸せって思えるん…？」

青「…当たり前やろ」

緑「もうええわ。勝手にしろや」

神ちゃんは、家を出た。

俺は望のことを諦める。

俺はそう決めて、眠りについた。