何万回だって「君が好き」 (ページ34)

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赤×桃ページ34

昼11時。

流星と神ちゃんが家にやってきた。

桃「流星、神ちゃん、ほんまにありがとう」

緑「良かったほんまに」

青「しげは？」

桃「まだ寝てるで。多分あんま寝かせてもらってなかったんやと思う。」

しげはこの１か月、ずっとあいつの家に住んでたらしい。

昨日しげに会えたのは、そいつから逃げ出してきたんやってさ。

しげは、俺がいつも家で待ってるのを知ってたから、通りかけのあの公園にいたらしい。

見つけてほしかったって言うてた。

俺はしげが別れを告げた理由を二人に話した。

緑「俺らに相談もなしに一人で抱え込んでたんやな…」

俺らはまだ寝てるしげを見た。

青「こんな傷つけられて…」

赤「…こ…たき…」

緑「夢の中でものんちゃん出てくるんやな…笑」

俺がしげの頭を撫でると、しげはゆっくり目を開けた。

桃「ごめん。起こした？」

赤「…ううん。あれ？みんなおる」

青「しげごめん。気づけんくて」

緑「ほんまごめん。」

桃「…話したんや」

赤「大丈夫やで…？大したことやないのにごめんな…笑」

笑顔で言うから、俺はしげを自分の方へ引き寄せた。