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赤×桃 ページ11

桃「しげなんか悩んでるん?」

赤「え?なんで?」

桃「なんとなく」

赤「悩んでないで?あ、強いて言うなら、小瀧のこと好きすぎることやな!」

笑顔やけど、目笑えてへんから。

桃「なんかあるなら言うてや」

赤「なんもないって〜」

桃「しげ、おかしいで。今やっていつも無理矢理でも手繋いでくんのに」

赤「え〜!繋いでほしいん?!」

桃「うん」

赤「…や、辞めてやぁ!照れるやろ?」

そういって、しげは俺の先を歩いた。

でも一瞬しげの顔が歪んだのは見逃さなかった。

桃「なぁ俺そんな頼りない?」

赤「そんなこと言うてないで?小瀧変やぁどうしたん?」

しげはこっちを見ようとしない。

桃「変なんはお前やろ。今日いつもとちゃうで」

赤「やーかーらー、なんもないって言うてるやん。しつこいでー?」

相変わらずこっちを見ようとしないしげ。

桃「いい加減にしろや」

俺はしげの手をつかんだ。

そのとき、Yシャツの袖が少しめくれた。

桃「な、んやこれ」

赤×桃→←赤×桃



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:・み・ | 作成日時:2019年5月22日 12時

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