恋涙……11 ページ11
私も彼も何も言わない。
無言を貫いて
どこまで走ったか
大きな道に出た。
それでも時間が遅いために
人はほとんどいない。
パシンッ…!!
静かな夜に乾いた音が響いた。
私の頬を彼が思い切り叩いた音だ。
「………っ」
小瀧
「………なにしてんねや」
「…………」
小瀧
「…どーでもいい奴らのこと信用したんか?
で、頼み断れなくてってか?
どれだけ危ないことだったのか、
わかってへんやろっ…!!」
「………っ…」
彼の本気の怒りが
私の心に伝わってくる。
小瀧
「…もし、俺が来なかったら?
…あいつらに連れ去られて
襲われてたら?
怪我したり、命になにかあったら?
どうするん。なぁ。」
「………ごめんなさ……い……」
小瀧
「………っ」
「ほんとに…ごめ……っ」
同じ言葉しか出てこない
涙だけが溢れて
謝るしかなくて
小瀧
「………A」
「……っ?」
恐る恐る顔を上げた。
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な ー た ん(プロフ) - ゆきさん» 過去作に、もう君以外愛せないというのがあり、その設定で既に作成済みです(´ー`)もし、違う感じのをリクであればまたコメントください!!! (2019年5月3日 15時) (レス) id: e57ee8b4d1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - めっちゃ感動しました!淳太が教師で主人公が生徒で恋、、的なのを作ってほしいです!これからも頑張ってください!応援してます! (2019年5月3日 9時) (レス) id: 84cf8ac5b3 (このIDを非表示/違反報告)
な ー た ん(プロフ) - 恋夏さん» この作品に出逢ってくださり、ありがとうございます(⌒▽⌒) (2018年7月21日 11時) (レス) id: d44264b33f (このIDを非表示/違反報告)
恋夏 - いいお話でした。ありがとうございます。涙もずっと出でいて正直困ってます(笑) (2018年7月21日 7時) (レス) id: bda6d95fa7 (このIDを非表示/違反報告)
な ー た ん(プロフ) - まーみんさん» 本当にありがたいお言葉です。 (2018年4月19日 19時) (レス) id: e57ee8b4d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーたん | 作成日時:2017年7月15日 0時