SUPER STAR→《Twin》２

〆失いたくない ページ22

重岡
『流星落ち着け…』





藤井
『…望を信じてたから

…だからAの事ゆずったんやっ！！』






滅多に大声を出さない流星が

必死に望に訴えていた。






小瀧
『…………っ』







藤井
『…もう望には任せておけへんわ』





重岡
『おい流星！！どこいくん！？』







ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
ﾄﾞﾝ!





中間
『…小瀧』





小瀧
『…いつから俺こんな自信なくなったんやろ

Aを大事に大事にって思うたびに…
誰にも渡したくないって思えば思うほど空回りして…っ』









濱田
『…今すぐ流星の後追いかけて助けにいけばええよ』



小瀧
『濱ちゃん…』









中間
『照史や神ちゃんがあんなひどい目にあった。

相手はあなどれないってことや。

流星1人では無茶しかねない。

お前がいて初めてツインちゃうの？』






ー小瀧 Side






懐かしい響きや。

今ではお互い照れくさくて
言わんくなったけど





(回想)





小学校の頃は…



小瀧
『お前ら、弱い者いじめはあかんやろ！』


藤井
『俺らが許さんからな！』






その時はまだもちろんグレてはなかったし
普通に真面目だったけど


弱い者いじめとか見つけたらすぐ駆けつけて






小瀧
『俺らがツインタワーや！！！』




…決めゼリフみたいなんよう言うてたな







濱田
『…のんちゃん、早う行け』




重岡
『流星もお前がおらんかったら

本来の力も出せへんねんで？』









小瀧
『…助けてくるAを』

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