最後もやっぱり君＃K.Tomohiro

Story18-覚悟- ページ18

手術日が近づくたびに

Aの場合、手術日を毎日知る度に


怖がって泣いてしまう。








『智洋…(泣)』





ｷﾞｭｯ







神山
『俺はここにおるからな』






…彼女の支えになると俺は決めたんや


せやからずっと彼女のそばにおる









ー手術日







『…智洋』




神山
『ちゃーんと…待っとるよ』





『…本当に？』






神山
『待っとる。信じて待っとる』








『…わかった、頑張ってくるね』







神山
『負けたらアカンで、A』







ｳｨｰﾝ…






手術中のランプが灯った。






神山
『始まった…』








一番辛いのはAやけど



俺も緊張してかなり苦しい。







そして必死に祈る。






神山
『どうか神様…彼女を助けてください』







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ーあなた Side





麻酔がかかり、私は目を閉じた。






そして夢を見た。







『智洋？智洋？…』








ずっと智洋を呼ぶけどいなくて





『怖い…怖いよ…』








怯えて座り込んでいたら







ふわっと優しい温もりに包まれて






神山
『…俺はここやで。』


『智洋…！』







神山
『泣かんで？


俺はAから離れたりしいひんから。



Aが嫌だって言うても離れない』





『…約束よ？』









神山
『おん、約束…』








…なんて幸せな夢…。

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