Real Face《WEST》

Real…10 ページ10

藤ヶ谷
『…遅いんだよ』






重岡
『…卑怯な真似はよしましょー？

彼女は関係ない笑』






藤ヶ谷
『…関係なくてもこの際関係ねぇ。

さっさと決着をつけたいんだ。

…そのためならなんだってする。』









玉森
『……………』








重岡
『…彼女を解放しろや』









重岡さんの目の色が変わった。






『………っ』








北山
『…俺らを倒してからだ、重岡』




重岡
『…ったく。

めんどくせぇなお前らは…。』









ズラリと７人が重岡さんの前に並ぶ。





オーラは恐ろしかった。









千賀
『まずは俺からだ』






重岡
『…ええよ、千賀…かかってこい』









勢いよく"千賀"さんが殴りかかる。







重岡さんはそれを当たる寸前で避けていく。









重岡
『…ﾊｧ…こんなもんか？ん？』





千賀
『くそっ…！！』









気持ちが空回りしているような感じだった





さいごは、




ﾎﾞｺｯ







千賀
『…ぐはっ…！』







お腹に強いパンチがはいって





その場に千賀さんが倒れ込んだ。







二階堂
『健永…！！！』





千賀
『ごめん…』









藤ヶ谷
『…もっと鍛えとけ、健永』




千賀
『ガヤさん…』








重岡
『仲間にいいたいことはそれだけか…


なんのねぎらいの言葉もなしか、藤ヶ谷』

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