Real Face《WEST》

Real…7. ページ7

ー重岡 Side







彼女に似ていた。






2年前に死んだ…愛羅(あいら)に。








謙虚でどこか孤独で。

人の温もりを知らないような女の子。








中間
『似てたな』



重岡
『…あ、淳太くんか』









みんなが寝静まった中、



リビングに現れた淳太くん。









中間
『…見た目も中身も愛羅そっくりやったわ』





重岡
『…はは、ふっきらなあかんのにな。
そろそろ…前を見ないと』








いつまでも悲しみを引きずってるわけにはいかんねや…









中間
『…シゲ、気をつけろ』





重岡
『なにが？』








中間
『なにかあの子をめぐって事件が起きる気がする』








昔から淳太くんは勘が鋭い。









重岡
『なにかが…起きる？』









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ーあなた Side








いつもと変わらない道。


いつとと変わらない日々。








また汚れた制服のまま、


帰っていると









千賀
『Aちゃんだね』







『…どなたですか？』









二階堂
『あーWESTわかるよね？

その人たちのー知り合い？かな』








『それで私になにか…』







千賀
『ちょっと…来てほしいんだよね』







『え？』





二階堂
『大人しくしててよ』







口をハンカチで塞がれて、


すぐに気を失った

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