Real Face《WEST》

Real…20 ページ20

…ただ今私買いだしなうです。




なぜか玉森さんと。







玉森
『俺だって暇じゃないのにさー

ひどいよねーわったー』




『ま、まぁ…そうですね』









2人でのんびり歩いたら





突然木の影からスタイルのいい男の人が
目の前に現れた。









玉森
『…菊池？』





菊池
『あれ、玉ちゃんさ、彼女できたの？笑』







玉森
『は、ちげーわ。

この子は…』









玉森さんが言うのを躊躇していたその時。








藤ヶ谷
『…重岡んとこの女だ』





『藤ヶ谷さんっ』









私がそう呼ぶと、



ﾆｯと微笑んだ。









私の肩をグイッと引き寄せると…






藤ヶ谷
『…だから手を出すと怪我するぞ、風磨』





菊池
『…へぇー。


あの重岡のね』









私を頭から足の先までじーっと見つめる









菊池
『…まぁ聞きたいのは1つだけだよ。

藤ヶ谷、重岡たちに何を吹き込まれた』






玉森
『吹き込まれたって…』









藤ヶ谷
『悪いが、なんも吹き込まれちゃいねぇよ。

仲良しこよししてるつもりもねぇ。



それの何が不満だ』








菊池
『…あんだけ重岡のこと恨んでたんだろうが！！』








藤ヶ谷
『…人は変わる奴は変わるんだよ。』









菊池
『…………今に見てろよ』









ゆっくりと私達の前から去っていった

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