いつかできるから今日できる【WS】

Smile……26 ページ26

小瀧
「実際…お前なんかに俺が感じてきた思いがわかるん？わからんやろ？」



「…一体何が、」



小瀧
「お前だけやないわ。


みんなわからん…俺のこと」



先輩たちが言っていたように

かなりのようで。



「…言いたいように言ってくれて平気だから、
話を聞かせてくれない？」




小瀧
「………」




「…知りたい」





しばらく黙り込んだあと、


大きくため息をついて
話を始めた。






小瀧
「…俺は親からなんて言われて育ってきたか。"お前はどうせ役に立たんから" "ホンマに使えない子やな"って…。

勝手に産んだくせに…存在を否定され続けてきた。




またある時は…友達だと思ってた人間から、
"お前みたいなのはなんから飽きる"とか。

付き合った女からも
"望はつまんないんだよねなんか"…


…みんな俺を否定する」







「小瀧くん……」






小瀧
「何のために生きとるん？まで言われたんや…


せやから…俺には生きてる価値もないし、
存在も認められない。


…な？わからんやろ、俺の気持ちなんて。
…お前だって俺からそのうち離れてく…」

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