恋したアイドル #小瀧

アイドルと……20 ページ21

重岡
「…小瀧さぁ、世間じゃ甘えん坊やとか
人懐っこいとか、可愛いとか
そんなイメージやん？」



「そう…ですね」




重岡
「せやけど実際は、確かに甘えん坊なんやけど人見知りやし、自分の思ったこと素直になかなかズバッと言えへんし？笑

子供っぽいんやけど
最年少なんやけど…どこか大人びとるし」



「………なるほど」





重岡
「…きっと、Aちゃんには
こう言いたかったんやと思うねん笑


"寂しかった。流星に会わせて喜んで欲しかったのは本当やけど、
会わせたのは自分やのに
すごく寂しい"」





「……っ」







重岡さんは私の目を見て


小瀧くんの代わりに

言葉を続けた





重岡
「"本当は少し後悔しとる。
流星に会わせなかったら、ずっとAちゃんのことは自分だけが知っていて
自分と2人過ごせてたかもしれない"」




「…え、」




重岡
「…と、ここまでやな！

俺が言えるんは。


続きは全ては本人が言わな意味ない。


…小瀧ならまだおるよ？

1人、部屋に残って
オレンジジュース飲んどる笑」

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