好きが欲しい 【赤】

好き……11 ページ11

翌朝、こ〜っそり家を出た。





『…いない…よし』





重岡
『何がよしじゃ。』




『げっ…』





重岡
『…もしかして俺との約束破ろうとしてました？』




『いやぁ……そのぉ…』





重岡
『…もたもたしてるとおいてくんで』




『なっ、そっちが一緒にいけって！！』






(ﾑﾆｭｯ)






『んっ』




片手で遊ばれた私の顔。





重岡
『お黙りください(ﾆｺｯ)』




『…(ﾑｶｯ)』






絶対どこかのタイミングで


仕返ししてやるからな！！










…仕方なく並んで学校へ向かう。






重岡
『そういや、もうすぐバレンタインやんけ。

ちゃんと考えてんの？』



『…あ………』





重岡
『…まさかの忘れてた？』




『………はい』






重岡
『それで恋する気あんのかね〜

流星が可哀想になってくるわ』




『まだ間に合うんだからいいでしょ』





重岡
『はぁ…


流星は甘いもん苦手やからな』




『なるほど…っ』

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