好きが欲しい 【赤】

好き……5 ページ5

改めて自分の名前も教えて

その日の放課後。



重岡
『流星と帰ることになってるけど

どないします？お嬢さん』




『…聞く必要ありますか』




重岡
『まず、その口の利き方直せや。

2つめ、俺のことは重岡くんやなくて
下の名前の大毅で呼ぶこと。

3つめ、帰りアイス奢ること』





『…色々おかしくない！？』




重岡
『まだ最初やし、優しくしたってんから
ありがとうくださーい』




『…………』





想像以上にめんどくさいやつに捕まった…





重岡
『それともなにか？

もう諦める？笑』




『諦めたりなんて、』




藤井
『おつ〜』


重岡
『よう、人気者』



藤井
『茶化すなって笑』





『……っ』




目の前にすると私何も言えなくなる、、






重岡
『………



…流星、アイス食べへん？

こいつが…行きたいねんて〜』





藤井
『アイス好きなん？』



『え…』




思わず彼の方を見れば

ものすごい形相でこちらを見ている




『好きです…！』


重岡
『……ぷっ』


藤井
『なんや、告白みたいやね(笑)』


『あ……///』






恨む。うん。恨むからね。そこで笑ってる人。

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