…Story24 ページ24
望くんの家を出て、
会社に戻る。
歩きながら私はふと思っていた。
もう…自分のことがわからなくなってきた。
誰に付きまとわれてるのかも。
誰を好きなのかも。
誰に助けを求めたらいいのもわからない。
『…はぁ…』
ガチャ!
『…ただいま帰りました』
神山『お疲れ様』
『神ちゃん…?あれ、退院は明日じゃないの?』
神山『え、今日の午後やで?
シゲから聞いてない?
淳太くんは出張で知らんと思うけどさ』
"シゲが…嘘ついてた?"
『そ、そっか…!
本当にもう大丈夫なの?』
神山『たまにちょいと痛むけどな(笑)
全然平気。早う仕事したかったしー、
Aといたかったてゆうか…』
『えっ』
神山『…あぁ!最後のは気にしないでや!』
『う、うん。
…ん?』
ふいに出勤表を見ると…
『シゲ、帰ったの?』
神山『体調悪いらしいでー』
『…大丈夫かなぁ』
シゲにもたくさん迷惑かけたし、、
神山『休めば治るーってゆうてたし、
そんな深刻そうやなかったら
大丈夫ちゃう?』
『そっか…』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『…とは言ったものの、来ちゃった』
前に一度来たことがあって
家を覚えていた
ピンポーン
『出てくれるかな…』
ガチャ…
ゆっくりドアが開く。
重岡『…はーいって、A!?』
『体調悪くて帰ったって聞いて…!
来ちゃった…ごめん』
重岡『…中に入る?』
『…いい?』
重岡『え、ええよ!』
1309人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
な ー た ん(プロフ) - 鈴黄 林檎さん» いい意味でしっかり期待を裏切れて良かったですm(_ _)m (2017年10月2日 23時) (レス) id: e57ee8b4d1 (このIDを非表示/違反報告)
鈴黄 林檎 - 史上最悪で最高のミステリーでした! 神ちゃんと知った時、私はずっと濱ちゃんを疑っていたので濱ちゃんごめんなさい!という気持ちにもなりました! (2017年10月2日 23時) (レス) id: 1dc78158f3 (このIDを非表示/違反報告)
なーたん(プロフ) - こたちゃんさん» 照れるぐらい嬉しいです笑 ありがとうございます!! (2017年4月4日 9時) (レス) id: e57ee8b4d1 (このIDを非表示/違反報告)
こたちゃん - もう背筋が凍るぐらいの怖さでした!表現もすごくうまいし、ちゃんとどの場面にも意味があって、もう最高です! (2017年4月4日 4時) (レス) id: fd57523e67 (このIDを非表示/違反報告)
なーたん(プロフ) - あーちゃんさん» 私は長文の方が大好物ですよ(*^ω^*) これからもよろしくお願いいたします!! (2015年12月26日 11時) (レス) id: 0c19706447 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なーたん | 作成日時:2015年10月3日 0時