Criminal…《WEST》

…Story21 ページ21

神ちゃんは近々退院できるらしい。



私は…シゲにマンションまで送ってもらい、





重岡『…ホンマに大丈夫か？』


『…うん、大丈夫』






ｶﾞﾁｬｯ!
ﾊﾞﾀﾝ!








…わかっていた。


この日もまた…封筒が届くことを。







俺は君をいつもそばで見ている。
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君がどんなに離れようとも、無駄だよ
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24時間、君を見張っている
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『ﾊｧ…ﾊｧ…』







ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…




『え…』




時刻は、夜の8時。



こんな時間に…訪問者？







『どなた…ですか？』



『あ！隣に引っ越してきました、

桐山と申します！』







ｶﾞﾁｬｯ!…




桐山『あ、こんな時間にすみませんね！

昼間来たんですけど、
いらっしゃらなかったんで…』






『すみません…！

仕事行ってまして…』





桐山『…………………』




『あの…何か？』






桐山『…いえ、なんでもっ。


これ、良かったら』





渡されたのは、和菓子。








『わざわざありがとうございました』





桐山『…あ、はい！


お隣としてよろしくお願いします！！じゃ！』





ｶﾞﾁｬｯ!
ﾊﾞﾀﾝ!







『いい人そうだったけど、、、』





話してる最中…


ちょくちょく部屋の中を見て
黙り込んでた？




『ちょっと…不気味…かも。

まさかね…』







このタイミングに

変に意識してしまうほど





私の精神は…限界に近かった。

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