SCARS《重岡×濱田》

Story8 ページ8

ー重岡 Side




重岡『…旦那さんは？』




わかってるくせに聞く俺は
最低かな。





『あ、1週間出張なのっ。

東京の方に』




重岡『寂しいやろ(笑)』



『まぁね…笑』






これが



現実だったら

旦那さんが俺やったら


幸せなのになんて
俺は1人Aの顔を見ながら



久々の幸せな朝を過ごした。
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あなた Side






『今日の予定は？この後どうするの？』



重岡『んー特に。

Aは？』





『旦那さんには友達と出かけたり

ショッピングしてきたらって言われたんだけどね？

みんな予定あったりしてダメで。』





重岡『じゃあさ、俺と出かけへん？』




『へっ…』




重岡『変な声やなぁ笑』









重岡『嫌…かな？』



いつも明るくうるさいぐらい元気な大毅が
急に本気でへこまれると

そのギャップで

困っちゃうんだよね…








『あたしはかまわないけど…』



重岡『ホンマ！？よっしゃっ!!』




ガッツポーズをする大毅。







『…大毅はほんと変わらず元気ね(笑)』



重岡『Aだって!』



『なにー？』





重岡『Aやって、

可愛いのは…変わらんやん//』









『え…//』




重岡『あ、いや、その！

ごめん、なんか…』





見る見る顔を赤くする。




『顔赤いですけど』



重岡『…うるさいな！//』







このやりとりも懐かしい



高校時代の私達に戻ったみたいで
嬉しくて。








重岡『…急なんだけど！』

『ん？』


重岡『動物園とか…どう？』






私は大人になってから
初めての動物園に行くことになった。

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