きみへのメロディー#重岡

24.決定的 ページ24

何も起こらないまま



数日たったある日。







帰りの準備を終わらせ、

誰もいなくなった教室を後にしようとした
その時。






ふとドアのところを見ると、
Aがいて。







重岡
『ん？A？』






『…………ｸﾞｽｯ』








俯いて泣いていた。





すぐさまそばに駆け寄って…






重岡
『…なぁ！なにがあったん？』





『…見ちゃった…』





重岡
『…え？なにを？』









"浮気してた。望"





俺はその一言を聞いて思考が停止。








重岡
『何かの間違いやろ…？』





『キス…しててん。

目あったのに…そらされてしもうたわ。

はは…笑っちゃうやんな』








重岡
『…笑えるわけないやろ。

…ここで待っとけ』







俺は教室を飛び出して、小瀧を探した。







そしたら玄関のところに女とおって。







重岡
『小瀧…！！』





小瀧
『…なんやねん』





碧
『誰ー？』



小瀧
『…何の用や』








重岡
『…浮気するなんてどういうつもりやお前。

あいつ泣かせるなんてなにしてんねん！！！


お前彼氏やろ！！』








小瀧の胸ぐらをつかみ、




ﾎﾞｺｯ！





碧
『きゃっ！！』





小瀧
『いたっ…！』









ーあなた Side






シゲ何をする気なのか


嫌な予感がしてあとを追いかけたら…






望が倒れてて、キスしてた相手の女の子が
心配そうに支えていた…

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