クリスマスソング＊＊藤井

Love…14 ページ14

ー藤井 Side



ーある日の楽屋







重岡
『デートしてきたんやって？』



『望か(笑)』






すぐばらすからな(笑)

別に今回のはええけどさ(笑)







重岡
『…ええなぁ、幸せそうで』




いつも明るいシゲが顔を曇らせる。






藤井
『別れて何年？』





重岡
『２年やなぁ。あっという間やわ』







シゲには彼女がいた。



でもデビューする直前、
彼女からいきなり別れを告げられてん。







藤井
『…あれから連絡は？』



重岡
『とってへんよ。

思えば…浮気性やったから、あいつ。

俺と付き合いながら別の男となんてしょっちゅうやった笑』









藤井
『…そっか』




重岡
『…そない湿気た面すなって！笑

俺が言いたかったんはただ1つ！

…お前は俺みたいになんなよ。』







藤井
『シゲ…』





重岡
『望からも聞いてんで！笑

めっちゃ可愛くて望のタイプで…ええ子そうで…！』






望のタイプってのが若干気になるけど…笑







藤井
『…一緒にいてわかるんや。

なんか気遣ってくれててさ。

俺がアイドルやから』







重岡
『…そら、余計大切にせなあかんやつやな』





藤井
『シゲと恋バナとか…』






重岡･藤井
『照れるな笑』









俺だけが1人舞い上がってんのかもしれへん


せやけど


俺はホンマにあの子のことが…Aのことが好きや。






あの子が奥さんなら毎日幸せやろなぁって。






藤井
『…でもアイドルやねんな、俺』

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