プラネタリウム#S.Daiki

Love…21 ページ21

ーあなた Side






『……もうっ…あたし最悪だし』









最初はそこまで本気じゃなかった。






ゲームみたいなもんだった。






堅物の重岡先生をおとせたら

自分ってすごくねって。









…それなのに自分から求めてた







ゆってほしかった。






引き止めてほしかった。








『どうして……あたしの気持ちに

気づいてくれないのよ…っ』









強引にでも私の腕を引っ張ってほしかった





『………辛すぎるから…(涙)』









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ー重岡 Side






あの日以来、例え嫌いな数学でも

保健室に来ることは無い






ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ






重岡
『A…？』





女の子
『体調悪いのでベット借ります…』






重岡
『あ…おう、1時間な。


空いてるベット使いや、』









自分がアホ過ぎて…泣けてくるわ。







拒否したのは俺やのに。






あいつの手を自分から離したのに。









重岡
『情けないわ…ホンマに』









もしかしたらあいつがまた、






『きちゃった。せーんせ。』








そう言って現れることを望んでいた。




期待してた。






…でもあいつは来ない。

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