プラネタリウム#S.Daiki

Love…18 ページ18

重岡
『俺は……』






自分に素直になるべきか…




教師としての発言をするべきか。






戸惑い、悩む俺に







『……素直じゃないんだから。


そんな所も好きだけどね







そう言って寝室へ向かい、



布団の中へ。









重岡
『はぁ……』









最初はあんなに嫌だった。





しつこく迫ってきて


好き好きゆうてくるAのことが
苦手やった。







それやのに…







まんまとAの罠にはまってる気がしてならない。







今じゃ俺からAを求めとる…








『大毅も一緒に寝よーよー』







守ってやらな…




そばにいてやらな…






そう思うのは…間違い？









ーーーーーーーーーーーーーーーーーー








ーある日の学校







俺は職員室から保健室へ向かう途中やった。





その廊下で、






重岡
『A…？』






たまたまあいつを見かけた。


でも一人やなくて。






重岡
『あれは…確か、小瀧か？』









『話って？』






小瀧
『実は…俺、お前のことが好きや。本気やで』








重岡
『…！！』







まさかの…告白現場。







『…あたしのことが好きなんだ？』









俺は心の中でどこか安心していた





あいつは俺のことが好きなんやから…





重岡
『…ってなんでそんなこと思わなあかんねん』







AがNoと答えることを


心のどこかで期待していたんだ

Love…19→←Love…17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す