料理 ページ1
「ちょっと、危ないって、」
シチュー作ってたら
急に後ろから抱きしめてきた彼。
エプロンの裾から入ってくる手を
身を捩らせて拒否する。
「シゲアキさん?」
「ん。」
「ちょっ、と、」
強引に迫ってくるの珍しい、というか
急すぎてドキ ドキしてしまう。
「どうしたの、っ?」
不思議に思って振り向こうとすると、
端正なお顔が迫って
唇を塞がれた。
「んっ、っ、」
ふわっとワインの香りがして、
酔ってるんだと察する。
いつの間にお酒開けたんだろ、
さっき私がお風呂入ってる時かな。。
腰をキュッと引き寄せ、
密着した身体を更に包み込むから
彼の体温を感じて胸を締め付けられる。
チュッ、
触れるだけのキスをして
彼は首筋に顔を填めてきた。
「…A」
「な、に?」
「…シたい。」
大胆かつ簡潔なその言葉に動揺してしまう。
「…ご飯、作ってるから、ね?」
また今度にしよ?って意味を込めて
彼に伝えるけれど、
「んーん。今がいい。」
わがままちっくな彼の可愛らしい言葉に
不覚にもキュンとしてしまう。
「シたいな。…」
甘い言葉に溺れてしまいそうな理性。
「だーめ。ご飯食べてからね。」
「やだ。待てない。」
「待てないって、、」
んじゃ、わかった。
そう言ったかと思えば、
耳元で唇をチュッと鳴らして
「…がんばって耐えるんだよ?」
吐息混じりの声で私を挑発した。
その瞬間に服の中に潜り込む彼の大きな手。
「んっ!ちょっ、と、!」
シャツの裾を捲りあげるようにして
胸の膨らみを包み込む彼の手。
「ぁっ…、やめっ…!」
料理している手を止めて拒めば
「ほら、料理してよ。
だめって言ってたでしょ?」
「言ったけど、っ、」
え?彼はこのまま料理しろって言ってるの?
ばかっ…
「んっ、っ、」
蕾をキュって摘むから
反応してしまう。
容赦なく刺激を与えてくるから
彼の言いなりになるしかないみたい。
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作者名:白うさぎ | 作成日時:2020年12月10日 0時