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「二人も頼んだ方がええで」
小瀧くんに言われて、サオリが「えー、どれにしよっかなぁ」なんて言う。
「おまえ！ちょお待ってぇや。4人分はやばいって」
「あ、じゃあこれあげる」
そう言って小瀧くんが私達にミルクティーを向ける。
「いや、なんでお前がええやつみたいになってんねん！おかしいやん」
「ハハハッ」
重岡くんが藤井の飲み物を買いに自販機に行って、しばらく4人で話してたら、ペッボトルを3本持った重岡くんが帰ってくる。
「ハハハッ、めっちゃミルクティー好きなやつみたいになってる」
大笑いしてる藤井と小瀧くん。
「はい、プレゼント」
私とサオリに一本ずつくれて、藤井くんに勢いよく投げつける重岡くん。
「あぶねっ」
ギリギリでキャッチした藤井に重岡くんが「すごいー」なんてわざとらしく拍手する。
「え、ほんまにええの？」
「木下さん写真持ってきてくれたから。橋本はオマケ」
「ありがとう」
「ラッキー！ありがとう」
少し話して、教室に戻る。
「小瀧くんカッコ良かったな」
「うん、そうやねー」
「棒読みやん、わかってへんな」
「いや、かっこいいのはわかるで」
「まあシゲの方が好きなんやもんね。めっちゃ仲良うなってたもんね」
「いやめっちゃではないやん。普通やん」
「Aやっぱさー、シゲのこと好きやろ」
「え、なんで？」
「なんかAあんだけ男子ともふっつーに喋っとったのにさ」
「うん」
「もうふっつーに。アナタ性別の違いって知ってます？くらいの勢いで」
「言いすぎやん」
「いやいやいや。そんなんやったって。でもなんかシゲの前だと女の子っぽいっていうかー、なんかちゃう感じする」
「そう？ていうか元から女の子やし」
「いやー、なんていうん？なんかなんとなくやけど」
「えー」
そうなんかなぁ。結構普通にしてると思ってたけど。
「で、好きなん？」なんてニヤニヤしながら聞いてくるサオリ。
「んー、わからん」
わからない。これが事実。
「お、じゃあ気にはなるんや」
「まあ、それは……なんか、うーん」
「おー春やん！やっと春到来やん！」
「いやだからまだわからんって！」
小学生レベルの恋で止まってる私には、まだ好きって言い切れなくて。
それでも、今までになかった感じだってことはわかる。
「時間の問題やな〜」
少しルンルンしながら言ってるサオリを横目に彼の笑顔を浮かべる。
また、少し心がきゅうっとなった。
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神なな - ヤバかったです…( ﾟдﾟ)さりげなく手ぇ繋ぐとかもうヤバイですよっ！！めっちゃ面白かったです〜(о´∀`о) (2019年4月5日 21時) (
レス) id: 23077af701 (このIDを非表示/違反報告)
どらごん(プロフ) - もうひたすら！！キュンッキュンしました！！！！大好きです！！ (2018年2月3日 18時) (レス) id: 9791850ae3 (このIDを非表示/違反報告)
涼 - とてもとてもとても！！キュンキュンしました！花音さんの書く小説どれも私の好き文章の書き方で、すごく大好きです！しげちゃんかっこよくて可愛かったです！応援してます！ (2017年8月18日 1時) (レス) id: b6e545f6c8 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - みよすさん» 可愛さもある高校生な彼を書きたかったので、そう言っていただけると嬉しいです。ありがとうございました、返信遅くなり申し訳ありません、、 (2017年4月13日 7時) (レス) id: 819da26d91 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - ゆりさん» ありがとうございます。続編、今の所は考えていませんが、番外編はいつかどこかしらで書けたらいいなと思います！返信遅くなりすみませんでした、、 (2017年4月13日 7時) (レス) id: 819da26d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花音
| 作成日時：2015年9月18日 22時
