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「あ、俺らやん！」
そう言って重岡くんが藤井の方に向けたカメラを「ほんまやー」藤井も見る。
慌てて覗き込むと、例の重岡くんと藤井の写真。
「あ、それ！忘れとった！ほんまにごめんなさい！
あのストーカーとかちゃうくてすっごい楽しそうやったからそのつい…」
とっさに言い訳を並べる私を笑う二人。
「ハハッ、ストーカーて！めっちゃええやんこれー。あ、俺この写真欲しい！ちょーだい？」
「えっ」
「アカン？」
「いやアカンくない。アカンくないけど！」
「やったー」ってほわほわ笑う重岡くん。
「えー俺にもちょーだい」
「あ、うん、わかった」
ついでみたいに乗っかって頼んできた藤井にも返事をする。
「携帯に送る？現像した方がええ？」
重岡くんが「どっちもー」って言って、んふふっと笑う。
どっちもって。
可愛いから許しますけども。
「じゃあとりあえずあとで藤井に送るね」
「俺にも直接送ってぇや」
カメラをしまっているとそう言われて、重岡くんの方を見る。
「流星絶対送るん忘れるやん」
「あー、フフッ、たしかに」
「忘れへんわ」
「お前、一昨日それ言ったんに昨日課題忘れとるからな」
「あ」と口を尖らせる藤井。安定のポンコツ。
「LINE交換しよー」って携帯を出しながら重岡くんが言う。
画面に表示される重岡くんの名前と画像。
藤井と神ちゃんと小瀧くんと四人で、海で撮ったんだろう写真。
「よし、よろしく！」
「はーい」
他愛ない話をしてると、ホームに滑り込んできた電車。三人とも同じ方面で、一緒に乗る。
一番わたしの駅が近くて、降りる時に二人に手を振ると、口元だけ小さく笑って微笑むような重岡くん。
笑顔の引き出しいくつ持ってるん、この人。
ホームから電車が出るとき、バレないようにチラッと見ると、藤井くんとなんかしゃべって大笑いしている重岡くん。
自然と、空気が明るくなる人。
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神なな - ヤバかったです…( ﾟдﾟ)さりげなく手ぇ繋ぐとかもうヤバイですよっ！！めっちゃ面白かったです〜(о´∀`о) (2019年4月5日 21時) (
レス) id: 23077af701 (このIDを非表示/違反報告)
どらごん(プロフ) - もうひたすら！！キュンッキュンしました！！！！大好きです！！ (2018年2月3日 18時) (レス) id: 9791850ae3 (このIDを非表示/違反報告)
涼 - とてもとてもとても！！キュンキュンしました！花音さんの書く小説どれも私の好き文章の書き方で、すごく大好きです！しげちゃんかっこよくて可愛かったです！応援してます！ (2017年8月18日 1時) (レス) id: b6e545f6c8 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - みよすさん» 可愛さもある高校生な彼を書きたかったので、そう言っていただけると嬉しいです。ありがとうございました、返信遅くなり申し訳ありません、、 (2017年4月13日 7時) (レス) id: 819da26d91 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - ゆりさん» ありがとうございます。続編、今の所は考えていませんが、番外編はいつかどこかしらで書けたらいいなと思います！返信遅くなりすみませんでした、、 (2017年4月13日 7時) (レス) id: 819da26d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花音
| 作成日時：2015年9月18日 22時
