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外に出ると天気も良くて、私の浮かれ気分をさらに増長させる。
写真を撮ってると、幼稚園生くらいの女の子二人が興味津々にこっちを見てて、そっと手を振ってみる。
ニコニコして振り返してくれた女の子たちに、ああ、平和な日曜日やな、幸せやな、なんてまた浮かれ気分で考えた。
公園のベンチに座って、あと10分だ、と思いながら撮った写真を確認してると「木下さん」横から聞こえる声。
その声に、弾かれたように私の心臓はドキドキし出す。
わ、髪学校の時より盛ってる。
自分のことでいっぱいいっぱいだったけど、重岡くんももちろん私服で。
シンプルだけどシュッとしてて、少し伏し目がちにニットの袖を肘の下くらいまで捲ると、左の手首に腕時計があって、かっこよさに拍車をかけた。
重岡くんは可愛いけど、それでもやっぱりすごくかっこいい。
今日この人の隣を歩くんだって思ったら、また少し緊張してきて、私の心臓は働きすぎて寿命が縮んでるような気がする。
「ごめんな、急に付き合わせて。待たせてもうたし」
髪を手でクシュッとしながら首を傾げる。
「いや、私が早く来ただけやから。それにまだ時間やないし！」
「写真撮ってたん？」
私の手元に目線を移して聞きながら、
隣に腰掛ける重岡くん。
「見せてー」と言ってカメラを覗き込んでくる。
「ほんまええ写真ばっかやなー」
ちらっと重岡くんが目をカメラからこっちに向けたから目が合って。
わ、ちか。目、くろ。
目を逸らした重岡くんが手の甲を一瞬口元に当てて、離して、「行こか」と立ち上がる。
好きって認めた途端、自分でも驚くほど気持ちが大きくなってることに気づいた。
私、知らないうちにこんなに重岡くんのこと好きになってる。
今日心臓がもつか、本気で心配になった。
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神なな - ヤバかったです…( ﾟдﾟ)さりげなく手ぇ繋ぐとかもうヤバイですよっ！！めっちゃ面白かったです〜(о´∀`о) (2019年4月5日 21時) (
レス) id: 23077af701 (このIDを非表示/違反報告)
どらごん(プロフ) - もうひたすら！！キュンッキュンしました！！！！大好きです！！ (2018年2月3日 18時) (レス) id: 9791850ae3 (このIDを非表示/違反報告)
涼 - とてもとてもとても！！キュンキュンしました！花音さんの書く小説どれも私の好き文章の書き方で、すごく大好きです！しげちゃんかっこよくて可愛かったです！応援してます！ (2017年8月18日 1時) (レス) id: b6e545f6c8 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - みよすさん» 可愛さもある高校生な彼を書きたかったので、そう言っていただけると嬉しいです。ありがとうございました、返信遅くなり申し訳ありません、、 (2017年4月13日 7時) (レス) id: 819da26d91 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - ゆりさん» ありがとうございます。続編、今の所は考えていませんが、番外編はいつかどこかしらで書けたらいいなと思います！返信遅くなりすみませんでした、、 (2017年4月13日 7時) (レス) id: 819da26d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花音
| 作成日時：2015年9月18日 22時
