初恋 (ページ46)

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青「神ちゃんよく食べるな～笑」

緑「甘いもの大好きなんです！」

青「可愛いな～ほんまに」

初めて先輩にそう言われてすごい嬉しかった。

と同時に、顔が熱くなるのを感じた。

青「顔真っ赤。笑」

緑「先輩のせいですからね？」

青「ごめんって笑」

そのあとも先輩と色んな話をした。

先輩の話を聞くたびに、知らないことばかりで、俺もまだまだやなぁって感じた。

青「帰るか！」

緑「はい！」

青「あ、そうや。はい」

緑「え？なんですか？」

青「手、繋ご」

緑「え…？」

青「ええやろー？」

先輩と手繋いでる…？！

緊張して顔見れへんよ…！

青「可愛ええな神ちゃんは」

緑「や、辞めてくださいよ」

なんでこんな可愛いとか言われるん！

可愛ないし！

青「最近はしげとおるの？」

緑「まぁ…」

青「そっかー。俺も危ないやんなー」

緑「え？」

青「俺のことも忘れんといてな？」

そういって俺の頭に手を置いた。

覗きこんでくる先輩がかっこよくて、目をそらせなかった。

やっぱ好きやなぁ。

そう思った。

先輩の優しいとこも少し天然なとこも何気ない仕草も、全部好きや。

緑「俺はまだ先輩のことが好きです」

青「ん？」

緑「…先輩のこと忘れるとか無いですから」

まだ先輩のことが好き。

それだけは伝えたかった。

青「ありがとう」

先輩は優しく笑ってまた歩き始めた。