初恋 (ページ36)

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神山side

あー先輩に会わないようにせなあかんな。

周りを見ながらなんとか校舎内に入れた。

赤「お、神ちゃんおはよー」

緑「おはよ」

昨日の今日でしげに会うのも気まづいねん。

赤「あー学校だる」

緑「仕方ないやろ」

赤「体育しか楽しないわ」

緑「俺は全部楽しない」

赤「神ちゃん最初さー、俺とクラス離れて寂しがってたやんなー」

緑「そんなん昔の話やろ」

赤「そんな昔やないで？」

なんでこんな話しかけてくるん。

距離近いし。

赤「てかさ、全然こっち見てくれんやん」

緑「別に」

見れないんやろ。

桃「お、神ちゃんとしげやー！」

赤「望先輩！」

タイミング良いんだか悪いんだか。

赤「あれ？今日藤井先輩は？」

桃「あー…分からん！」

赤「なんかあったんすか？」

ほんましげは余計なこと聞くな！

桃「んー。合わないんかな…？友達の方が良かったんかも」

緑「え…？」

それってさ…別れるってこと？

桃「好きなんやけどな。喧嘩ばっかやねん」

別れたら先輩はどうなるん？

先輩はずっと望先輩が好きやのに。

そんなん俺やって辛いで。

桃「早めに言うつもりやで」

赤「別れるんですか？」

桃「うん」

緑「ほんまに…いいんですか？」

桃「ん？」

緑「望先輩はほんまにそれでいいんですか？」

桃「…俺やって考えたで。でもこれが流星のためでもあるから。」

緑「だったら俺は…「神ちゃん行くで」

先輩を奪います、そう言おうとしたのをしげに止められた。