初恋

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橙「いらっしゃい」

赤「うぃっす」

橙「おっ！もんちも一緒か！」

緑「神山ですよ笑」

ここは俺たちの行きつけの店。

店長めっちゃフレンドリーで俺のこともんちって呼んでんねん。

もんちっちに似てるんやってさ。

赤「で！神ちゃん！さっきの続き！」

緑「続き？」

赤「好きなん？」

緑「え？！す、好き？！いやいやいやいやいや！好きやないから！好きやない好きやない！」

赤「焦りすぎ。笑」

橙「なんや恋バナか？」

赤「神ちゃん好きな奴おるらしいで」

緑「や、やから好きやないって！」

赤「神ちゃんいじるんおもろいわ。笑」

こいつ最低やな。

橙「青春やねぇ！」

赤「ほんまやなぁ！もう好きになったらええのに！」

緑「そんなん言われても分からへんもん」

赤「初恋まだやもんな〜」

橙「え〜もんち可愛い」

緑「バカにせんといてくださいよ」

好きとかよくわからんねんな。

どういう感じなんか分からへん。

緑「しげは？好きな人とかいるん？」

赤「俺？いるでー」

緑「え？！いるん？！聞いてないんやけど！」

赤「言ってへんもん。笑」

橙「俺は知ってたけどなー！」

緑「俺だけ？！なんで教えてくれんかったん！」

赤「教えてどうするん。笑」

緑「そうやけど！」

赤「まぁええやん！笑」

しげ、隠し事とか無かったのになー。

赤「あ、そうや。明日話しかけたらええんちゃう？」

緑「え？！な、なにいってるん？！」

赤「やから、明日もし会ったら話しかけたらいいんよ」

緑「そんなん！できひんよ！」

橙「もんち、高校生活一度きりしか無いんやで？

後悔はしたらあかんよ！」

緑「せやけど！」

赤「とりあえず！話してみたらええよ！」

なに話せばいいん！

ぜんっぜん分からへん。

でも頑張ってみるか。

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