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(side RED)
小「…え、これどこまで脱ぐん？」
「しげちゃんと同じこと言うてるやん」
小「いやいや、下心ありで」
重「あるなよそこは」
ぞろぞろと楽屋に集まってくるメンバーにそれぞれ写真集を1部ずつ渡して、ソファを陣取っている俺はさっき捲った1ページを興奮のままに閉じてしまったおかげで表紙から進めず。
最後に来た小瀧は楽屋に入って写真集を受け取るなり無言で表紙を見詰めて、立ったまま真剣な顔でゆっくりとページを捲り始めた。
濱「えっこれ裸？」
「あほ、裸ちゃう」
神「…ちゃうんや」
中「ちゃうんや、っていま神ちゃんが小声でw」
小「神ちゃんそういうとこ男の子よなw」
桐「このへんも際どいでコレ」
「いま照史くんが見てるページの次くらいがお気に入りの、」
藤「あ、これヤバイな」
真剣な顔で静かに見ていた流星が低く一言を発するのと、ページを捲った瞬間に顎外れそうになった小瀧のリアクションが同時で。
……気になる。
俺も中身みたいけど、いま見たら多分いろんな感情でごっちゃになってまいそう。
やから家帰ってからAと二人で見たいねん、でも目の前でメンバー全員がこんないい反応してたらさすがに気にもなる。
神「これ、発売すんの？」
「するする、なんのための写真集なん」
桐「俺ら買い取るし世に出すんやめへん？w」
「せっかく撮ったのにー」
小「これそのへんの男に見せるには刺激強すぎるで」
「そんなことないって、危ないとこどこも出てへんもん」
藤「いや下乳でてるやん」
重「下乳！！！！？！？！？」
「声でか」
重「は、お前、そんな、」
思わず立ち上がりながら叫んでしまえば、ページをこっちに向けてくれた流星のおかげでAのセクシーショットが見えてくらりとした。
これを世界中の誰もが見れるようになるんか。
あかんあかん、今すぐこれを俺が買い占める方法を調べなあかん。
重「……どうやったら俺だけのもんになるん？」
「哲学…？」
重「俺ほんまにコレ発売されたら癇癪起こすかも」
「発売日はな、2月の」
重「言わんといて！！」
「あは、心配せんでも私は全部しげちゃんのやって」
宥めるべく俺の元へ近付いてきたAの腰をがっちりホールドして、優しく頭を撫でる掌に甘える。
帰ったら抱き込んだまま写真集見たろ。
Aの心も体も全部俺のやって、きっちり証明してもらわんと狂ってまうかもせん。
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作者名：竜胆 | 作成日時：2023年10月22日 19時
