白と紫の日常 ページ31
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(side PURPLE)
濱「なあ姫さん今度バス釣り行かん?」
「行かへん」
濱「なあなんで?なんでなん?」
「酔うもん」
濱「酔わんように俺頑張るから」
「…濱ちゃんの至福の時間に私の介抱させるん申し訳ないし、」
濱「も〜〜〜〜〜かわいい!謙虚!」
「お買い物やったら行く」
濱「ほな買い物行こか!おっちゃんが何でもこうたろ!」
あんまり甘やかすなよ、って流星の声が聞こえるけど。
ええねん、これが姫さんに対する俺の愛情表現やから。
でろんでろんに甘やかしてあげるのが昔からの癖みたいになっとって、メンバーからすれば初孫を育てるおじいちゃんみたいに見える時もあるらしい。
いやでもこんな可愛い子がこんな近くにおってさ、しかも俺の事を頼ってくれるなんてもう、目に入れても痛ないやん。
「濱ちゃんてさ」
濱「はいはい?」
「私が何したら怒るん?」
濱「怒らへんよ?」
「…怒らへんの?」
濱「うん、俺この人生でAに怒る気ないもん」
「……そうなんや」
濱「なんで若干引くんや!w」
「想定よりだいぶ私に甘かったなと思って…」
嘘、ホンマは昔にちょっと怒ったこともある。
でも頑張りすぎた時とか、無茶なアクロバットに挑戦しようとしてた時とか、怒る理由はいつも心配やからやねん。
それをAも分かってるから、もう俺の目に余るほど危ないこともせんくなったし、まあ俺に見えんとこでこそっとやってる時はしげちゃんに怒られてるしな。
その時に俺のとこ寄ってきて背中に隠れてたりするんもめちゃくちゃ可愛いしさ。笑
とりあえず可愛くて仕方ないんよ、もしかしたらほんまに孫なんかもしれん。気持ちは。
濱「でもええよ、買い物やったらいつでも言うて」
「ん、濱ちゃんの買い物も兼ねてね」
濱「姫さんの買い物だけでも全然行くで」
「最近の濱ちゃんの好みも知りたいし、お互いの好きなお店行こ?新しい発見もあるかも」
濱「Aはやっぱ可愛いなぁ!」
「なあによ、急に」
濱「思ったから言うてみた!」
「ふふ、崇裕もカッコイイよ」
前言撤回。
たまにこうやって俺の事名前で呼ぶねん、しかも不意打ちで。
こうやって呼ばれると、俺、ドキッとしてまうねんな。
おいキュンときとるやろ!!ってしげちゃんがさすがの反応。
男同士やと分かってまうよな。
ほんまたまに出てくる小悪魔ちゃんが心臓に悪いんよ、そういうとこも含めて最高に可愛いねんけども!
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亜由 - 楽しく読まさせて頂いてます。イブとクリスマスのお話が読みたいです。イブはシゲとクリスマスはメンバーと一緒のお話。 (2022年12月23日 16時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
竜胆(プロフ) - 亜由さん» 亜由さん、コメントありがとうございます。読んで頂けて嬉しいです、丁度本日書いていたので書き上げる活力になりました。ありがとうございます、それとお待たせしたようですみません。またお時間のある際に覗きに来て頂けると喜びます。楽しんで頂けますと幸いです。 (2022年12月20日 21時) (レス) id: 4b185b5ed0 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 遅くにすみません。小説読みました。白と赤の日常のお話が読みたいです。 (2022年12月20日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:竜胆 | 作成日時:2022年11月17日 18時