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(side GREEN)
「お着替えした?」
重「したした」
中「おてては?洗った?」
「はるきおてて洗お〜、おいで」
シンクのところに子供用の段差を置いて、そこに乗せながらさりげなく洋服を直してあげるAはやっぱり色んなことが良く見えてるなあ、って感心する。
ついでに私も洗お、なんて言いながら俺が持ってるハンドソープからちゃっかり貰うあたりはお茶目で可愛いし。
「アイスめっちゃあるやん、どうしよ」
神「マーブルもあるしチョコもバニラもあるんちゃう?」
「ええ、選べへん」
中「いやマーブルやったら両方食べれるやん」
「淳太くんさあ、まじで天才よな」
神「そういうとこAはちょっと天然あるよなw」
「マーブルにしよっと!」
るんるんって効果音が付きそうなくらい足取り軽くダイニングテーブルに向かったAははるきと向かいになるお誕生日席に座って。
こういう時しげの横座ったりとかはせんのよなあ、って不思議に思ったりもする。
仲は良いのに、ベタベタせんというか。
まあアイコンタクトでいえば多分メンバーいち多い2人やとは思うけど。
藤「食べよ、食べよ」
重「いただきますしてから食べるんよ?」
「いただきますははるきが言うてくれるん?」
重「そうしよか、手を合わせてください!」
しげに小声で促されたはるきがいただきますの号令をかけて、大の大人8人が揃っていただきますしてからアイスを食べ始める。
「もう、ww」
中「きたないw 食べ方がw」
小「めっちゃ美味い」
桐「きたない!w」
知覚過敏ののんちゃんがアイスをずるずる言わせながら食べてるんを向こう側の席3人が笑って、つられてこっちも笑う。
やめてくれ子供の前で、それで癖なったらどうすんねんw
中「はるき食べんの早いな」
桐「食い方ワイルドじゃない?」
中「ターキーレッグ食べてるみたいやもんな」
「…ターキーレッグ?」
小「もっと違うので例えて欲しいわ」
「わかる」
中「そんなとこで結託せんでええねん!」
あは、と笑いながらおもむろに立ち上がったAはキッチンからティッシュを取ってきて後ろからそっとはるきの口元についたアイスを拭う。
多分同じことを思ってた照史と視線を合わせて微笑んで、そんなやり取りを見ながら俺は目に付いたガラを集めて。
甘やかしな濱ちゃんからハイチュウをひとつもらったはるきのおやつの時間も終わって、次は歯磨きの時間やな。
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亜由 - 楽しく読まさせて頂いてます。イブとクリスマスのお話が読みたいです。イブはシゲとクリスマスはメンバーと一緒のお話。 (2022年12月23日 16時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
竜胆(プロフ) - 亜由さん» 亜由さん、コメントありがとうございます。読んで頂けて嬉しいです、丁度本日書いていたので書き上げる活力になりました。ありがとうございます、それとお待たせしたようですみません。またお時間のある際に覗きに来て頂けると喜びます。楽しんで頂けますと幸いです。 (2022年12月20日 21時) (レス) id: 4b185b5ed0 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 遅くにすみません。小説読みました。白と赤の日常のお話が読みたいです。 (2022年12月20日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:竜胆 | 作成日時:2022年11月17日 18時