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(side PURPLE)
桐「しーげ、勇気出せって。いつも話してる感じで言うたらええねん」
神「いつもありがとうこれからもよろしく、でええやん」
重「せやけど夫婦の日って、なんか、特別やん」
小「じゃあ特別仕様にする？」
濱「特別仕様てなんなん」
小「こう、首にリボンつけて、いつもありがとうな、俺がプレゼントやでって」
中「妄想キツいぞ」
小「マジで淳太には言われたないわ」
藤「とりあえずケータリングから帰ってきたら決行しよ」
な、と念を押す俺らに渋々頷いたしげがブーケを持って扉の前で待機してる。
そんな真正面におったら逆に緊張せん？とも思うけど、逃げ道の無さ的にはええんかも。
「なあ淳太くんケータリング行った？おにぎり明太子あったで」
中「いや唇明太子ちゃうねん」
「あは、しげちゃんの好きなお寿司もあったよん」
重「…」
「あれ、お寿司の気分ちゃう？」
重「いや、えっとな」
頑張れ、頑張れシゲ。
俺ら6人の熱の篭った眼差しと、正面から姫さんのまっすぐな視線を浴びて緊張気味のしげを精一杯心で応援してる。
重「今日、何の日か知ってるか？」
「いい夫婦の日？」
重「知っ…とんかい」
「うん、お母さんとお父さんにプレゼントあげたよ」
重「…いや、それでな」
いい夫婦の日に両親にプレゼントあげるってほんま俺Aのそういうとこ好きやわ。
それでな、から進まんくなったしげに視線を遣りながら、弁当をテーブルに置いたり味噌汁混ぜたりと姫さんはいつもの調子で。
後ろから望に小突くみたく背中を押されたしげが1歩前に出て、姫さんとの距離が縮まった。
重「…俺らもそうやって、長年一緒にさ。おれたらええなって、思うんよ」
「…うん」
重「いつか絶対、俺がこの手で、人生かけて、この世界で一番幸せにしたるから、」
「…」
重「…いつもありがとう、これからも、よろしく」
「…あ、うん、こちらこそ」
ぎりっっっっっっっっぎりで堪えたしげがそもそも伝えようとしてた言葉に急カーブでシフトチェンジして。
いやもうお前それプロポーズやん、って全員が思ったし、こんな打ち合わせ前をプロポーズの場所にしてええんか？とまで全員が思ってた。危なかったでしげちゃん。
何はともあれ無事にブーケ渡せたしげもやりきった感満載で、いつも以上にニコニコ天使ちゃんなAはブーケ片手に打ち合わせしてて、今日も平和やわ。
today is peaceful.
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亜由 - 楽しく読まさせて頂いてます。イブとクリスマスのお話が読みたいです。イブはシゲとクリスマスはメンバーと一緒のお話。 (2022年12月23日 16時) (
レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
竜胆(プロフ) - 亜由さん» 亜由さん、コメントありがとうございます。読んで頂けて嬉しいです、丁度本日書いていたので書き上げる活力になりました。ありがとうございます、それとお待たせしたようですみません。またお時間のある際に覗きに来て頂けると喜びます。楽しんで頂けますと幸いです。 (2022年12月20日 21時) (レス) id: 4b185b5ed0 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 遅くにすみません。小説読みました。白と赤の日常のお話が読みたいです。 (2022年12月20日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜胆 | 作成日時：2022年11月17日 18時
