私に明日はきっと来ない。（N.J） (ページ11)

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中間side
女の子の礼儀のなさに呆れて、初対面なのにも関わらずキツイ事を言った矢先

女の子の様子が豹変した。

この子…俺らを殺る気なん…？

でも女の子の言った言葉には明らかな迷いがあって、よく見れば指先も微かに震えているような気

がした。

中「…苦しめるってどういう事なん？」

重「ッ…淳太！！」

俺の前で空を切ったナイフ。

シゲが俊敏に反応して、俺を地面に押し倒したお陰で俺には傷１つつかなかった。

A「分かってるくせに！！私の事殺すつもりなんでしょ！？」

重「…おい…。メンバーに手ェ出すとか…。ふざけとるん？お前。」

シゲの声のトーンが一気に低くなる…ガチでキレとるんや…。

A「何？仲間？そっちは散々私の仲間を奪っておいて、なんでそんな事が言えるの？」

大人の男がガチでキレてるんを目の前にしても、微動だにしない女の子。

神「…お互いにお互いの事を聞かんと、言い争ってたらきりないんちゃう？」

中・重「神ちゃん…」

神「君も、ナイフしまって。

　 …言っとくけど、こいつ等は俺の大切な人やねん…。

　次傷つけようとしてみぃ…お前に何するか分からんからな…。」

中「…俺らは7人編成のジャニーズグループ、今日はただたんにロケで来ただけやし

　君が俺らにキレる理由とか無いと思うんやけど。」

A「…そんな出まかせ信じられるとでも思うの…？

　私は人が裏切る動物ってことを知ってる。

　実際そうやって、母も親友も目のまえで失ってきたんだから…」

殺気だった言葉が重くのしかかる…

でも、そんな殺気とは裏腹に女の子の目からは涙が零れていた。