9話 ページ10
藍沢side
杉原さんの処置をして搬送を任せたあとトランシーバーに無線が入った。
〔エンジンルームで意識不明の患者が見つかりました。動かせません。翔北の先生、どなたか行けますか?〕
白「藍沢、白石、雪村の3名で向かいます。」
機械、コードが入り組んだ機関室。
そこは、海水で水浸しになっていた。
重症患者の居場所に向かって進んでいると、なにか小さな音がした。
その音が鳴った方を見ると電源コードが水に浸かっていた。
そこを通ろうとした雪村を見て
俺は、無意識に走った。
それからの記憶は
ない____。
白石side
〔エンジンルームの傷病者は電撃傷疑い。エンジンルーム周辺で漏電の可能性があります。各スタッフは注意してください。〕
電撃傷。漏電…
ハッとして水場を避けて階下を覗き込むと藍沢先生が…いた。
白「藍沢先生!!」
雪村さん、AED!」
雪「はい!」
白「救出お願いします!」
エンジンルームの傷病者は黒タグ。
藍沢先生は赤タグ。
白「心拍再開。自発呼吸も出ましたが、意識レベル200。呼吸状態も悪くSpO2、90。搬送順位はどうなりそうですか?」
救「他に赤タグはもういません。最優先で搬送可能です。」
白「わかりました。」
搬送途中、気道からの出血があって様態は悪い。
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aoi20060520(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2019年2月23日 22時) (レス) id: fa456972a3 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - のえるさん» 楽しみにしてますね! (2018年11月15日 22時) (レス) id: aafacab0de (このIDを非表示/違反報告)
のえる(プロフ) - のんさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年11月12日 22時) (レス) id: 826e548b7f (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - この小説めっちゃ好きです!次も楽しみにしてますね! (2018年11月11日 23時) (レス) id: aafacab0de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のえる | 作成日時:2018年10月24日 21時