もう一度あの場所へ【烏野高校】 (ページ9)

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練習試合ページ9

土曜日

「いってきま～す。」

家を出て、青葉城西へと向かう私。
そう、今日は日向くん達と約束した練習試合を見に行く日。
行かないでおこうかとも考えたんだけど、後々言われそうだし、今回行けばもうバレー部とのかかわりもなくなるだろうと考え、行くことにした。

「…ここ？かな？」

青葉城西までなんとかたどり着き、中に入ることには成功したんだけど…

「体育館どこ？」

迷子になりました。

？「…ん？Aちゃん？」

美しい聞き覚えのある声に振り返ると、

「潔子先輩？」

潔子「来てくれたんだね！
日向達がくるかな～？ってずっと言ってたよ？」

「はい、なんか成り行きで来るみたいになっちゃって…」

パッと潔子先輩の手を見ると、たくさんのスクイズを洗ってる途中だった。

「え？これ潔子先輩が1人で洗ってるんですか？」

潔子「うん、マネージャー1人しかいないからね？」

今日は青葉城西の分も作ってくれと言われたから、2校分を1人で作ってるらしい。
こんなたくさんの量を？

「潔子先輩。
私手伝います！」

潔子「え？いいよ！
せっかく見にきてくれたんだし…」

「2人でやった方が早いし、それに早く終われば2人で試合見れるじゃないですか！」

潔子「じゃあお言葉に甘えようかな？」

ふふふ本当に優しいねと笑う潔子先輩はやっぱり美しい。

「はい！」

2人でスクイズを洗い、新しくスポドリを作って入れるという作業を2校分こなす。

潔子「なんか初めてなのに、凄く慣れてるね？」

「ははっ、なんででしょうね～」

流石にバレーボールしてたから！とは言えないので、誤魔化す私。

潔子「よし！Aちゃんのおかげで凄く早く終わったよ。ありがとう。」

ニコッと微笑む潔子先輩は本当に美しい。
重いスクイズを一緒に持って、体育館へと向かった。

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原作沿いでは書いておりますが、鳥養コーチや、旭さんの出てくるタイミングが違ったりしてるので、所々原作沿いでないところはご了承下さい。