泊まり ページ19
日向「合宿ってなんだかワクワクするよな!」
もぐもぐとカレーを頬張りながら楽しそうに話す日向。
月島「1日中むさ苦しい連中と顔つき合わしてなにが楽しいのさ」
日向の言葉に呆れたように返す月島。
田中「月島テメェ!」
西谷「半径500m以内に潔子さんとAがいる空間はむさ苦しくねぇんだよ!」
フッと鼻で笑う月島に対して、ガチ討論する2人。
理由がちょっと意味がわからない。
菅原「清水は家近いから、用が済んだら帰っちゃうよ」
「え?潔子先輩は泊まりじゃないんですか?!」
西谷、田中「え〜?!」
ブーイングを出しまくる2年生のバカコンビ。
澤村「Aも聞いてなかったのか?」
「武田先生が泊まりでって私には話してたんですけど…」
武田「ああ、それはですね。
松岡さんは少しおうちが遠いので、この時間から1人で帰ってもらうには危ないと判断して、泊まってもらうことにしたんです。」
清水さんは泊まりじゃないってこと伝え忘れていましたねすみません!と謝る武田先生にはなにも言い返せないよ〜
潔子「1人で大丈夫?」
心配そうに私の顔を覗き込む潔子先輩。
「は、はい…なんとか…」
本当は1人で学校に泊まるなんて(男子とは部屋が違うから)怖すぎて無理だけど、潔子先輩に心配させるわけにはいかない。
月島「あ、でも確かここって出るんですよね?」
「で、でるってなにが?」
なんとなく勘付いてるけど、気のせいだと思いたいから聞き返すと…
月島「幽霊」
手を幽霊のポーズにして、怖い言い方で私をビビらせようとする月島。
「…っひぃ」
月島「…ひぃって」
私をみて笑う月島。
本当にこいつだけは!
澤村「こらこら月島。
Aで遊ぶな」
「大地先輩〜」
澤村「大丈夫だ
なにかあったら俺ら呼んで?」
ポンポンと優しく頭を撫でてくれる大地先輩。
さすが大地先輩。カッコ良すぎます。
菅原「いや、旭までビビってんじゃん」
西谷「旭さん図体デカイのになんでそんなビビってるんすか!」
東峰「いや幽霊に図体は通用しないでしょ!」
私と同様にビビっている旭先輩を見るとなんだか落ち着いてきた。
でもこの後恐怖体験をすることになるとはこの時は思ってもいなかった…
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零 - 初コメ失礼します!!!面白くてすぐ読んじゃいました。続き楽しみにしてます! (2022年10月6日 22時) (レス) @page33 id: e405960131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉 | 作成日時:2020年5月25日 12時