月島 ページ16
「明日からか〜」
潔子「そうだね〜頑張ろうね?」
「はい!」
日が経つのはあっという間で、明日からゴールデンウィーク。
なんだけど、もちろんIH前に休みがあるわけもなく、明日から烏野高校での合宿が始まります。
烏養「じゃあ一発シメてとっとと上がれー!」
片付けも終わり、鳥養コーチの声が体育館に響く。
そう、あの坂ノ下商店の店主さん、鳥養コーチがこの何週間かの間で、烏野排球部のコーチをしてくれることになったの。
わらわらと集まって、円陣を組む皆。
澤村「烏野ファイッ!」
『オースッ!!!』
明日からのゴールデンウィーク、体力の衰えを感じている私は果たして乗り切れるのかしら?
月島「合宿なんてめんどくさいな」
「またそんなこといって〜でも月島なんだかんだいってちゃんとやるもんね〜」
月島「ちっ。うるさいです。」
月島に舌打ちされるのも、敬語で悪口言われるのももう慣れました。
山口「ツッキー、A先輩は先輩だよ?」
優しく月島に注意をし、私にすみません!と言う山口。
この子本当にいい子なの〜
「いいよ〜もう月島の舌打ちは慣れたし」
と笑顔で返すと、またもや舌打ちをされた。
「そんな舌打ちするなら舌抜くよ?」
月島「やれるもんならやってみてください?おチビさん?」
「むぅ…」
売られた喧嘩は買わねばならないと言う精神で、背伸びをして一生懸命手を伸ばすが、やはり身長の壁は越えられない。
「背伸びするとかずるくない?!」
月島「したらいけないとか言われましたっけ?」
「むかつくぅ〜!」
と言い、さらに背伸びをして手を伸ばしたそのとき…
「っわぁ…!!」
バランスを崩し、月島に抱きつく形になってしまった。
月島「…っ///」
山口「ちょ、A先輩大丈夫ですか?」
「うん、月島のおかげで大丈夫
ごめんね?痛かった?」
私より背が高い月島を見上げると、必然的に上目遣いになってしまうようで…
月島「ちょっ…///
わかったから離れてください…」
何故か顔を真っ赤にしながら、私を引き離す月島。
「う、ん?ごめんね?」
その後、ツッキー顔真っ赤だよ?と山口に言われ、うるさいと言う月島はいつも通りに戻ってたとか。
月島(本当にあの人の無意識であの可愛さはずるい…///)
山口(ツッキーのあんな真っ赤な顔初めてみたな〜
さすがA先輩)
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零 - 初コメ失礼します!!!面白くてすぐ読んじゃいました。続き楽しみにしてます! (2022年10月6日 22時) (レス) @page33 id: e405960131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉 | 作成日時:2020年5月25日 12時