story377【破壊龍の力】 ページ40
ユリカside
あれから捕らえた人攫いを問い詰め、砦は2つあることが判明した。
ヨナ達がどちらに連れて行かれたかわからない、だけど…片方ずつ調べて時間をかけるような真似はしたくない。
そこで、私たちは二手に分かれて砦へと潜入する事にした。
ハク・ユン・キジャ・シンア・私の組と、ジェハ・ゼノ・アユラの組。
ジェハ「どちらかがヨナちゃん達を助け出し、機会を見てその砦をぶっ壊す。それでいいね?」
ユリカ「助け出すことに成功したら、何かお互い合図を」
そして、テトラは待機。
まだ怪我が心配だし…無理はさせたくない。
それに、ここに残る人も必要だから。
ジェハ「ユン君、細かい事はこっちも臨機応変でいくけど暴走しすぎた時は手綱よろしくね。特にキジャ君あたり」
ユン「…頑張る」
ゼノ「姉ちゃんも白龍が怪我したらよろしくなー」
ユリカ「ふふ、お安い御用よ。
治すのはいつだって私の仕事だから」
ゼノも怪我しないでね。
そう言えば、ゼノは大丈夫だから!と太陽のような笑顔を浮かべた。でも…最近はゼノの大丈夫が信用ならない。
ユリカ「あ、あと、麻薬入りのお酒には気をつけてちょうだいね。私の力で取り除けはするけど…時間が経てば経つほど難しくなるから」
ジェハ「肝に銘じておくよ」
私は毒に耐性があるけれど、他のみんなはそうはいかない。
こればかりは自分たちで気を付けてもらわないと……
まぁ、みんななら大丈夫でしょうけど。
ジェハ「ハク、彼女なら絶対に大丈夫。
じゃあ行こう、ゼノ君、アユラちゃん」
テトラ「ご武運を」
ジェハの言葉に、ハクは何も返さなかった。
……ハクの気持ちは痛いほどわかる、だから私は何も言わずにハクの背中にポンと手を置いた。
そしてすぐに…前を向く。
ユリカ「よし、私たちも行きましょうか」
ジェハたちとは反対方向に歩き出し、目的の砦へと向かう。
………待ってて、ヨナ、リリ。絶対に私たちが助け出してみせるからね。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 晴幸@社会不適合者さん» ありがと〜〜!最近この小説書くのが楽しくて頑張ってます…笑 これからもご愛読のほどよろしくお願いしま〜す! (2021年3月16日 21時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
晴幸@社会不適合者(プロフ) - 何時読んでも良いね、更新愉しみに待機して居るね、これからも。大変だろうけれど、せっちゃんの速度で更新すれば良いと思っているよ。 (2021年3月16日 11時) (レス) id: d3defbd144 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ソラさん» ありがとうございます!更新はスローペースかと思いますが、これからもご愛読のほどよろしくお願いします! (2020年11月11日 22時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - えりさん» ありがとうございます!大好きな作品だと言っていただけると励みになります…!これからもご愛読のほどよろしくお願いします! (2020年11月11日 22時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - 応援してます!頑張って下さい!! (2020年11月11日 21時) (レス) id: 59bc6ae80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2020年11月10日 19時