story238 ページ35
ユリカside
ユリカ「っ、……」
ハク「あ、おい！ユリカ！どこ……」
私はハクが呼ぶ声も聞かずに、
火の部族の兵が見えるのとは反対方向に歩き出した。
ユリカ「すみません、少しお尋ねしたいことがあるんですが………」
．
ユン「ヨナ──っ！ユリカ──っ！」
ユンの声が聞こえた。
どこか明るい、弾むような声だった。
………良いことでも、あったのかしら。
ユリカ「どうしたの、ユン」
ユン「聞いて、聞いて！イザの実もらったんだ！」
ヨナ「えーっ、ホント！？ すごーい！！」
ユン「ねーっ、すごいでしょ！おじいさんがすっごいいいおじさんでねっ」
そっか、イザの実が貰えたんだ……そりゃ嬉しいよね。
これで、少しは火の部族の土地も豊かになるといいんだけど……なんて、今はそれどころじゃないのだけど。
ユン「ヨナの舞いも村の人、気に入ってくれたみたいでね」
ヨナ「わあっ、良かった〜」
話が盛り上がっている2人の口を、ハクとジェハの手が塞いだ。
ジェハ「共に祝杯をあげたいとこだけど」
ハク「今はちょっと静かにするよーに」
ユン「何？」
ユリカ「あれ、見て」
私が指差す方を見れば、ユンは目を見開いた。
いや、見開かないはずがない。
高華国の民ならば、火の部族の生まれならば……見覚えのある兵なのだから。
ユン「火の部族の兵……！？
どうしてやつらが戒帝国に！？」
ユリカ「さっきこの辺りの人に聞いてみたんだけど……
よくこの辺りをうろついてるらしいの」
ヨナ「私、てっきり戒帝国の兵が来てるのかと……」
私も、戒帝国の兵がいるものとばかり思ってた。
だって、まさか火の部族の兵が……
火の部族は、何か企んでいるの？
国境付近をうろつくならまだしも、堂々と戒帝国の領土をうろついているなんて………
ハク「前に、火の部族長が他国から武器を買ってるという噂は耳にしたが」
キジャ「しかし、こんなに堂々と我が国の兵が闊歩しているとは」
ジェハ「どうする？」
ユン「国境のユルい警備といい気になるね。
少し調べてみようか」
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - さらさん» お久しぶりです！ここまで読続けていただき、本当にありがとうございます！アルギラもいいですよね〜！名前の最後に″にゃん″をつけるとか可愛すぎかっ笑 更新ゆっくりかとは思いますが、これからもご愛読のほど、よろしくお願いします！ (2019年4月22日 22時) (
レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
さら - お久しぶりです！！お話いつも更新してくれてありがとうございます！！もうパート6なんて凄いですね！！最近暁のヨナの漫画読んでアルギラも大好きになりました！更新大変かも知れませんが頑張って下さい！！ (2019年4月21日 0時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - 良かったです(^Д^)楽しみに待っています！！ (2019年4月7日 7時) (レス) id: 0bb1490bb1 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - あーさん» ありがとうございます！スランプからは少し、脱出しつつあるので……なんとか、お話を考えていこうと思います！これからもご愛読のほどよろしくお願いします！ (2019年4月3日 14時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - お返事ありがとうございます！そうだったんですね(>_<)子の時期忙しいこともあるかと思います。体調にも気をつけてください！！ (2019年3月30日 20時) (レス) id: 0bb1490bb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2019年3月3日 12時
